ソーシャルインパクトボンド
地域の文化・職人の手しごとの価値を守り伝える
西条市SIB 睦TSUMIの西条まつり伝統工芸継承プロジェクト
募集期間
2021年08月23日〜 2021年09月22日
営業者
合同会社社会的投資支援機構
資金使途
運営者への業務委託費
会計期間
2021年09月23日〜 2022年01月31日
目標償還率
100.00%
投資家特典
来年以降の西条手仕事をめぐるツアーへの優待券
償還済
現在の調達金額
500,000円
募集総額
500,000円
1口金額
10,000円
出資者数
28人
募集期間
2021年08月23日〜 2021年09月22日
営業者
合同会社社会的投資支援機構
資金使途
運営者への業務委託費
会計期間
2021年09月23日〜 2022年01月31日
目標償還率
100.00%
投資家特典
来年以降の西条手仕事をめぐるツアーへの優待券
プロジェクト要約
西条市で江戸時代から続く伝統ある祭り「西条まつり」。伝統工芸コーディネーターである睦TSUMIは、この祭りを支える「伝統工芸」を次世代へ継承するため、工芸を身近に感じ価値を知る人を増やしたいと考えています。本プロジェクトは、西条市の伝統工芸の技術や背景を、まずは「知る」ことが重要と考え、小冊子を製作し配布します。また、市内の職人から話を聞く工房見学、だんじり提灯をピックアップした販売促進・体験型各種イベントを開催します。職人の技術、応援の輪を広め、伝統工芸に関わる人の増加や伝統工芸文化の存続を目指します。
プロジェクト要約
西条市で江戸時代から続く伝統ある祭り「西条まつり」。伝統工芸コーディネーターである睦TSUMIは、この祭りを支える「伝統工芸」を次世代へ継承するため、工芸を身近に感じ価値を知る人を増やしたいと考えています。本プロジェクトは、西条市の伝統工芸の技術や背景を、まずは「知る」ことが重要と考え、小冊子を製作し配布します。また、市内の職人から話を聞く工房見学、だんじり提灯をピックアップした販売促進・体験型各種イベントを開催します。職人の技術、応援の輪を広め、伝統工芸に関わる人の増加や伝統工芸文化の存続を目指します。
プロジェクトサマリー
プロジェクト概要
↑動画:事業プレゼンの様子(2021年8月26日オンライン出資説明会)
説明者/運営者からの一言:「睦TSUMI」代表 石水睦津美さん
西条市で江戸時代から続く伝統ある祭り「西条まつり」。伝統工芸コーディネーターである睦TSUMIは、この祭りを支える「伝統工芸」を次世代へ継承するため、工芸を身近に感じ価値を知る人を増やしたいと考えています。
本プロジェクトは、西条市の伝統工芸の技術や背景を、まずは「知る」ことが重要と考え、小冊子を製作し配布します。また、市内の職人から 話を聞く工房見学、だんじり提灯をピックアップした販売促進・体験型各種イベントを開催します。職人の技術、応援の輪を広めることで、伝統工芸に関わる人の増加や伝統工芸文化の存続を目指します。
①伝統工芸コーディネーター「睦TSUMI」の立ち上げストーリー
伝統工芸のプロデュース事業を行う「睦TSUMI」は、西条まつりのだんじりの伝統工芸技術を国内外に発信し、将来の職人候補の確保等につなげる取り組みを行っています。
睦TUSMIの石水睦津美代表(以下「石水代表」)は、彫刻師で伝統工芸士の石水信至氏(石水彫刻所代表)を父に持ちます。
西条市で5代続く宮大工・彫刻の家系で、父と祖父は共に伝統工芸士として愛媛県に認定されています。
石水信至氏は、西条市内に130台以上あるだんじりのうち、これまで約30台以上の新調を手掛け(令和2年時点)たことで「だんじり新調ブーム」のきっかけとなり、西条まつりの発展に大きく貢献した人物といわれています。
石水代表は、そんな環境にいたことや2020年の新型コロナウイルスの影響で西条まつりのだんじり奉納が中止になったことをきっかけにだんじりを支える伝統工芸の重要性を再認識し、「睦TSUMI」の立ち上げに至りました。
睦TSUMIのこれまでの取り組みとして地元のだんじり彫刻に着目し、製作風景等を収録した動画を制作。海外の方にも見ていただけるよう、英語での発信も心がけました。
制作した動画はこちらから「ISHIMIZU Carving」、その他動画は「睦TSUMI」からご覧いただけます。
こうした動画を伝統工芸製作所、自治体などに向けて制作を行っています。
また、伝統工芸を生活の中で身近に感じられるよう日用品等の新商品開発に向けた準備も行っています。
伝統工芸コーディネーター、職人見習いの二足のわらじで活動しています。
②睦TSUMIの課題意識とは?伝統工芸を次世代に継承し存続することが地域に求められている!
彫刻のような手仕事や伝統工芸の世界は、長年の技術の積み重ねや現代生活の変化の中で、ものづくりの技術継承と後継者育成が課題とされています。
一度その伝統が失われてしまうと復元は困難を極めます。
そんな中、西条市には提灯職人、板金職人、だんじりを組み上げる大工等、だんじり彫刻のほか西条まつりを支えている職人はたくさんいます。
西条市にとって「西条まつり」は特別で、盛んなものです。
一方、多くの人にとって、だんじりや提灯などを作る職人の仕事・技術を知る機会は少ないのが現状です。
テレビニュース等で取り上げられても深く知ることは難しく、また継続的な発信の機会や場所はありません。
さらに、2020年からのコロナ禍によりだんじり・みこしの奉納が中止となり、祭り関連の職人の方々は大きな打撃を受けました。
中でも、西条まつりでしか着用しない特色ある衣装を手がける縫製屋や、西条特有の「だんじり提灯」を作る提灯屋は、注文が激減する厳しい状態です。
職人業界は中長期的にみても持続が難しい状態であり、西条特有の伝統文化、工芸の存続が危ぶまれています。
西条まつりとは? 西条だんじり彫刻とは? だんじり提灯とは? |
③西条市版SIBに挑戦!〜地域の文化・職人の手しごとの価値を守り伝える機会をつくっていく〜
実施内容
(1)西条の伝統工芸の技術や価値、背景を知ってもらうため、小冊子を製作し30冊以上配布する。
これまで発信の少なかった西条市の伝統工芸の技術や価値、背景等をまずは「知る」「知ってもらうこと」ことが重要と考え、その糸口となる小冊子を400冊程製作します。
本プロジェクトでは、イベント参加者へ30冊以上配布予定です。
配布方法は、対面だけでなく郵送も検討しています。
(2)伝統工芸に関わる人を増やすため、各種イベントへの参加者を合計50人以上獲得する
だんじり提灯に関する体験型イベントを以下3つ開催し、各イベントへの参加者を合計50名以上集める予定です。
1.新規層からの提灯の受注増加を目的としたオンラインで情報発信
2.提灯と浴衣、はっぴなどの衣装を合わせSNSと連動したイベント
3.だんじり提灯と日常の空間とのコラボ
1.新規層からの提灯の受注増加を目的としたオンラインでの情報発信
個人や新規層からの提灯の受注を増やすため、オンラインを使用した情報発信を行っていきます。
提灯のオーダーメード品やお祝い・記念品として幅広く使用いただきたいと考えていますが、市内在住の方でも「提灯を個人で購入できること」をそもそも知らない人が多い現状を踏まえ、睦TSUMIが市内3軒の提灯店に呼び掛け連携し、ネットショップを立ち上げ、購入申し込みを取りまとめます。
3軒の提灯店が、今回の企画で特別にデザインしたもので、書体や絵柄などこだわりのあるものとなっています。
7月16日から販売を開始し、8月11日に30個の販売目標達成。達成後も購入希望の問合せがあり、追加販売もしました。
「西条まつり手仕事めぐり」オンライン中継等の実施を検討中です。
伊曽乃神社、だんじり彫刻所、縫製屋、提灯屋を現地から中継し、宮司や職人の方の話や実際の作業工程を見せていただき、参加者と意見交換を行ってもらう予定です。
認知度向上を図るとともに、もの・ひとの交流を図っていきます。
2.提灯と浴衣、はっぴなどの衣装を合わせSNSと連動したイベント
提灯と浴衣やはっぴなどの衣装を用いたSNS連動型のイベントを実施します。
西条まつりの4神社のうち伊曽乃神社、石岡神社にご協力いただきます。
提灯を持った写真を、事業者が設定したハッシュタグ「#西条まつりの手しごとを守ろう」で参加者にSNS投稿をしてもらい、拡散を狙います。
各工芸品の特徴を知って欲しいと考えています。
イベント情報
提灯を購入いただいた方を対象に、9月25日、26日に伊曽乃神社、石岡神社で開催予定です。
イベント名:ちょうちんMA・I・RI~ちょうちんで神社へお参りに出かけよう~
日時:9月25日、26日
場所:西条市 伊曽乃神社、石岡神社
内容:夜間はお正月など特別な時しか開いていない神社を、今回特別に開けていただき、夜に映える提灯の灯りを楽しみながら参拝していただきます。
提灯の灯りで夜道を歩く、なんだかタイムスリップしたような時間です。
3.だんじり提灯と日常の空間とのコラボ
提灯特有の温かさや美しさを祭りの機会だけでなく、日常の空間の中で届けたいと考えています。
令和2年度SIB事業者でもあるフレンチレストラン「Ville natale」と連携し、提灯を楽しめる仕掛けを設置予定です。
引き続きほかのカフェ等での開催も検討しています。
(2)(3)のイベント等でも使用予定、西条市の職人と考案した提灯をご紹介 ①岡本提灯店 職人:岡本 哲典さん ・岡本提灯店さんは提灯作りをされ約100年の歴史を持つ、老舗提灯店。 【岡本提灯店と考案した西条提灯】 ②伊藤提灯店 職人:伊藤 基親さん ・先代から提灯製作を継ぎ60年を迎える。 【伊藤提灯店と考案した西条提灯】 ※歌舞伎の外題や看板などに用いる太くうねりのある様式化された書き文字のこと。 ③伊予提灯工房 職人:日野 徹さん ・2020年で10周年を迎え、今年で11年目を迎える。 |
(3)応援の輪を広げるため、事業者が設定するハッシュタグをつけたSNS上の投稿が50件に達している
睦TSUMIが設定した「#西条まつりの手しごとを守ろう※1」のハッシュタグをつけた参加者のSNS※2上の投稿を50件以上にします。
応援の輪を可視化・広げる取り組みを行います。
※1 ハッシュタグは、同じ言葉で漢字・平仮名・ローマ字も含みます。
※2 Instagram、Facebook、Twitterの3つ。
(4)西条だんじり彫刻にまつわる新たな視点をもった商品開発
石水代表が今後だんじり彫刻にまつわる商品の作り手となるため父であり伝統工芸士・彫刻師の石水信至氏の技術的指導の下、職人見習いとして準備を行っています。
彫刻を活用した小物や伝統工芸を生活の中で身近に感じられるような日用品を開発し、販売予定です。
現在計画しているものは、だんじり本体に使用されている素材:ひのきを使い、ひのきそのものを入浴剤にした商品です。
表面に彫刻を施し、包装の装飾には水引(愛媛県東部の四国中央市で生産が盛んな「伊予の水引」です。ご祝儀や贈答品の包みにかける結び紐で、愛媛県の伝統的特産品の指定を受けているものです。)を用いる予定です。
新商品は、2022年1月頃発売予定です。
ひのき風呂のように香りが楽しめ、使い捨てではなく繰り返して使える環境に配慮した製品であることもポイントです。
桜のほか、数種類のデザインを検討中です。
通販サイトは、ネットショップ「STORES」と「BASE」で行う予定です。
また、西条市内でのイベントで出店を検討中です。
今後は、海外向けのものも検討したいと考えています。
スケジュール
・7月16日~8月15日 提灯の販売企画:受注受付
・8月下旬(および随時) 提灯と日常の空間とのコラボ企画の実施
・9月25日、26日 ちょうちんMA・I・RIの実施
・9月 「西条まつり手仕事めぐり」オンライン実施(神社、提灯店、板金屋、大工、彫刻、縫製屋へのインタビュー等)
・随時 だんじり彫刻を活かした商品開発(試作品製作、テスト販売等)
・随時 SNS等での応援の輪を広げる呼びかけ
・随時 デザイナーと連携し市内伝統工芸を知るための冊子制作
・1月 だんじり彫刻を活かした商品のラインナップ確立、販売開始
今後の活動の予定(プロジェクト終了後から3年〜5年以内)と実現したい将来像
(1)西条まつり手仕事めぐりの継続実施
職人と協力し、西条まつり、伝統工芸の関係人口を増やす窓口となるため、西条まつりめぐりの対面型、オンライン型を継続していきます。
最終目標は1年を通して実施できるよう年ごとに実施内容、参加者への浸透を目指します。
(2)体験型ツアーの旅行商品開発
地方の工芸、文化の発信や普及のために西条市でしかできない体験型ツアーなどを企画したいと考えています。
西条のディープな所を知ることができる観光商品として、旅行業を行う株式会社ソラヤマいしづちと連携し共同で実施したいと思います。
(1)(2)により、祭りや伝統工芸の関係人口を増加させていきます。西条まつりの工芸品に興味をもった方々からの問い合わせや注文依頼へつなげ、職人の仕事の保護、伝統工芸文化の存続に貢献します。
④運営者メッセージ〜西条市を「工芸のまち、文化が残るまち」と呼ばれるように睦TSUMI ができること〜
睦TSUMI 代表 石水 睦津美さん
昔からその土地にあるものを素材にし、それを用いることで発展させてきたのが地域に残る伝統工芸です。
工芸は「人がつくったもの」で、現代においてこれほど繊細で価値を伝えるのが難しいものは少ないと思います。
例えば、「だんじり彫刻」は“担ぐだんじり”として透かし彫りの技術を発達させ、軽量かつ立体的に見せることが特徴です。また、だんじりに灯す「だんじり提灯」は、他の地域には見られない真ん丸の形状等の特徴を持っています。
これらは、市内にある数軒の職人により、代々その技術が受け継がれてきました。
私は作り手が身近にいてものづくりに触れることは多くありましたが、それでも日本の工芸は少し遠い存在でした。
また、伝統工芸品は価格が高く身近なものではないイメージがあります。
本来は、持ちが良く修繕することで長期間使えるため、日常使用に適したものです。
「今の伝統工芸をもう一度生活の一部として、より身近に触って使って欲しい。」
そのためには目線を少し変え、今の生活にあった新しい工芸が必要です。
地域の課題を知り、人材を育て工芸を継承していくためにも発信していく必要があります。
環境と調和を図りながら、工芸は生業として発展してきました。
工芸は、大量生産・大量消費ではなく「必要な分だけを」「その土地の素材でその土地に伝わる技法で製作する」といった所に魅力があります。
その土地の工芸が持続することは、地域の産業、環境、人々の誇りや精神的な拠り所にもなると考えています。
有名観光地ではない西条市というまちで、いくつもの伝統工芸の職人が存在することは大変貴重です。
睦TSUMIは、この貴重な工芸・文化を地域のアイデンティティとして捉えています。
「職人の技術」の価値を広め、価値を知り行動する人を増やすことや次世代に伝承することがこの文化を守る一助になると考えています。
「この土地ならではの伝統」を背景にもつ工芸を絶やさず、また一部の人だけでなく、工芸品本来の姿である多くの人が暮らしの中で楽しむものにしていきたいと思います。
西条市という地域が今後「工芸のまち、文化が残るまち」と呼ばれるように、睦TUSMIは活動を進めてまいります。
ぜひ、皆様からの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
投資家特典
「来年以降の西条手仕事めぐりへの優待券(20%割引)」
優待券は、「睦TSUMI主催の西条手仕事めぐり※」でご利用できます。
配布方法については、運営者から書面郵送を予定しております。
詳細は、後日ご案内いたします。
※西条まつりのだんじり奉納先である神社や伝統工芸職人の工房をめぐるものです。状況をみて、オンラインか現地のいずれかで開催します。来年夏もしくは秋ごろ実施予定です。
SIBの成果目標
①西条の伝統工芸の技術や価値、背景を知ってもらうため、小冊子を製作し30冊以上配布する。
②伝統工芸に関わる人を増やすため、各種イベントへの参加者を合計50人以上獲得する。
③応援の輪を広げるため、事業者が設定するハッシュタグをつけたSNS上の投稿が50件に達している。
営業者紹介
会社名 合同会社社会的投資支援機構
代表社員 株式会社未来資本製作所
設立日 平成30年9月12日
営業者は2018年の設立依頼、ソーシャルインパクトボンド事業を行ってきており数々の実績があります。
※本プロジェクトアセットは営業者である合同会社社会的投資支援機構が運営者に委託して事業を実施します。
※当サイトでは、「集団投資スキーム(ファンド)」を、投資の社会性をより強調するため「プロジェクトアセット」と呼んでいます。
運営者紹介
団体名 睦TSUMI
設立日 2021年5月19日
従業員数 なし
WEBサイト 睦TSUMI
代表 石水 睦津美
【プロフィール】
大学を出た後、民間企業、西条市役所、大学での就職・退職を経て、2021年に睦TSUMIを開業。
石水代表は、子どもの頃から人が作る「ものづくり」に触れることが多かったことで、いつの間にか「本物」に対する意識を強く持つように。日本の素晴らしい伝統工芸は、特色・素材、編み出された技術が用いられ、魅力が詰まっている。一方で伝統工芸の担い手は年々減少傾向にあり技術継承が困難な課題に対して向き合いたいという思いで睦TSUMIの立ち上げに至る。ものづくりの作り手である職人(ひと)の想い、工芸をもっと身近に感じられるように、伝統工芸と作り手から世界を睦まじく、新しい工芸の世界を発信していく。
事業内容は、主に伝統工芸に関する「コーディネーター業」と「製作業」。コーディネーター業は、お祭りの背景を知るセミナー、提灯の作り手のお話を聞く等の機会・動画をデザインする。製作業は、だんじり彫刻関連商品等を製作する。自身で技術を学びながら、次の世代に合うものをプロデュースし販売を行う(準備中)。ツーリズムや商品販売への展開を目指している。
プロジェクトアセット対象事業
睦TSUMIの西条まつり伝統工芸継承事業
オンライン出資説明会のご案内
今回のプロジェクトを進める2事業者のみなさんに、プロジェクトの詳細についてお話しいただきます。
また募集内容や出資(投資)手続き方法などについてもご説明し、質疑応答のお時間も設けます。
オンライン開催ですので、全国からご視聴可能です!以下からご確認ください。
日 時:2021年 8月26日(木)19:00~20:30 ※終了しました
会 場:オンライン (Zoom)
参加費: 無 料
主 催:西条市市民生活部地域振興課/プラスソーシャルインベストメント株式会社
後 援:株式会社愛媛銀行
出金時の事務手数料無料について
分配金はデポジットに支払われます。
デポジットから出金を行う場合に、通常1件あたり500円の事務手数料をご負担いただきますが、西条市版SIBのプロジェクトに出資されている方の出金については1回分を無料とさせていただきます。
※2021年度西条市版SIBのプロジェクトに出資をされた方の
出金時の事務手数料の無料有効期限は、2022年9月30日(金)です。
※2020年度西条市版SIBに出資された方の
出金時の事務手数料の無料有効期限は、2021年9月30日(木)です。
デポジットサービスについての詳細は、こちらをご覧ください。
募集情報
本匿名組合契約名称 | 西条市SIB 睦TSUMIの西条まつり伝統工芸継承プロジェクト |
---|---|
営業者 | 合同会社社会的投資支援機構 |
取扱者 | プラスソーシャルインベストメント株式会社 |
出資金募集最大総額 | 500,000円 |
出資金募集最低金額 | 500,000円 |
出資金申込単位 | 10,000円 (出資金:10,000円、取扱手数料:なし) |
申込上限口数 | 3口(個人)3口(法人) |
募集最大総口数 | 50口 |
取扱者の報酬 | 組成報酬、運営報酬、監査報酬 |
会計期間 | 2021年09月23日~2022年01月31日 |
営業者の報酬 | 本匿名組合事業利益-匿名組合員の利益-取扱者の報酬 売上金額-事業費用 匿名組合員への分配金額-匿名組合出資金 |
決算日 | 2022年1月31日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配日 | 決算日から90日以内の営業者が指定する日 2022年2月の選考会(成果の評価)終了後 |
事業計画
今後の事業計画
今後の事業計画は、以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画上の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対して分配金額を保証するものでもありません。
(1) 事業計画について
本匿名組合事業は、西条市で江戸時代から続く伝統工芸を次世代へ継承することを目的に以下の事業を行います。
① 西条まつり、伝統工芸を職人の話を通じて知る(「西条まつりめぐり」)
② だんじり提灯に関する体験型イベントを開催する
③ 西条だんじり彫刻にまつわる新たな視点をもった商品開発
(2) SIBの成果目標と支払い条件に基づく分配について
① 西条の伝統工芸の技術や価値、背景を知ってもらうため、小冊子を製作し30冊以上配布する。
② 伝統工芸に関わる人を増やすため、各種イベントへの参加者を合計50人以上獲得する。
③ 応援の輪を広げるため、事業者が設定するハッシュタグをつけたSNS上の投稿が50件に達している。
(3) 事業計画上の実現施策(運営の方針)について
営業者は、2018年の設立以来、ソーシャルインパクトボンド事業を行ってきており数々の実績があります。また、営業者は、本匿名組合事業を事業者に業務委託することにあたり、受託事業者が「西条市版SIB事業」に関する西条市の所定の手続き(書類提出、プレゼンテーションによる審査会等)を経て、適正に採択された事業者であることを確認しています。
分配シミュレーション
①成果目標が達成された場合
プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料が支払われます。これを原資として、出資金の償還が行われます。本匿名組合契約では、出資金の元本は償還されますが、それ以上の分配金は支払われません。
②成果目標が達成されなかった場合
プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料は全く(0%)支払われません。このため、営業者から匿名組合員に対して、分配金は一切支払われることがありません。
仕組み図
資金使途
ファンド資金は、以下の内容にて使用いたします。
内訳項目 | 金 額 |
運営者への業務委託費 | 500,000円 |
合計費用 | 500,000円 |
(注1)上記の合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり、変更の可能性があります。最終的な費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、下回った場合には分配時に返還させて頂きます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用につきましては、営業者が負担いたします。
(注2)出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。
(注3)状況により、上記資金使途内容について営業者が先に立て替えて支払い、その後、出資金を充当することがあります。
(注4)本匿名組合事業遂行のため、会計期間開始前であっても、営業者が必要に応じて出資金を資金使途内容に従って使用することがあります。
運営者 収支計画
収入の部
項目 | 金額 |
SIB事業支援金 | 500,000円 |
自己資金 | 125,624円 |
合計 | 625,624円 |
支出の部
項目 | 金額 |
備品購入費 | 70,000円 |
修繕費 | 9,000円 |
材料費 | 66,524円 |
委託料 | 355,200円 |
人件費 | 50,000円 |
広告費 | 9,900円 |
謝金 | 60,000円 |
消耗品費 | 5,000円 |
合 計 | 625,624円 |
リスク
匿名組合契約「西条市SIB 睦TSUMIの西条まつり伝統工芸継承プロジェクト」の締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。
1. 本匿名組合契約の性格に関する留意点
本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は営業者が事業者等の関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行うこと、又は指図をすることはできません。したがって、本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、契約期間中において、営業者又は事業者等の関係機関の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。
2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点
契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は、同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。
3. 出資金の元本が割れるリスク
一般的に、本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては、利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金額の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
また、本匿名組合契約は、「西条市版SIB事業」を組み込んだ仕組みとなっています。SIBとは、Social Impact Bond(ソーシャルインパクトボンド)の頭文字を取ったもので、社会的課題の解決と行政コストの削減を同時に目指す手法であり、民間資金(匿名組合員が払い込んだ資金)で営業者が優れた社会事業を実施し、事前に合意した成果が達成された場合に、成功報酬が分配金として行政より匿名組合員へ支払われます。
また、SIBの特徴としては、①対象事業は社会的課題の解決であること、②投資モデルは社会的成果連動型であること、③事業形式は行政と民間の連携であること、の3つが挙げられています。
4. 営業者および営業者が業務を委託する事業者の信用リスク
営業者および営業者が業務を委託する事業者の今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保権が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。さらには出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権。以下同じ。)には、何ら担保権が付されていません。また、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生したとしても、本匿名組合事業において多額の費用や損失が発生した場合においては、分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。さらに、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
5. 事業形態及び事業環境の変化に伴うリスク
本匿名組合事業は、「西条市版SIB事業」を組み込んだ形態となっており、営業者および営業者が業務を委託する事業者にとって複雑な仕組みが含まれる事業です。したがって、本匿名組合事業については、事業開始後も匿名組合員に対して十分な説明が必要となるケースが発生する、あるいは運営体制の構築または事業の遂行について見直しをせざるを得ないこと等により、安定的な運営を図るまでに予想外の時間を要する可能性があります。
6. 経営陣の不測の事態に係るリスク
営業者および営業者が業務を委託する事業者については、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。本匿名組合契約では、当該リスクに対して各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
7. 資金繰りが悪化するリスク
本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者および営業者が業務を委託する事業者の資金繰りが悪化するリスクがあります。
8. 債務超過のリスク
営業者および営業者が業務を委託する事業者の事業の業績等によっては、今後について営業者および営業者が業務を委託する事業者が債務超過の状態に陥ることも想定されます。
一般的に債務超過状態の会社は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、金融機関等は、債務超過状態の会社への融資を実行しない場合が多く、債務超過の会社は、新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となることで事業継続に支障をきたしたりする可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。
9. 資金繰りに関するリスク
本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。
10. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。
11. 出資金の送金及び使用に関するリスク
成立した本匿名組合契約に係る出資金は、募集期間中であっても、営業者が本匿名組合事業を遂行でき、かつ、本匿名組合事業の遂行のために必要であるという判断を営業者が下した場合には、資金使途・費用見込みに示す資金使途内容に従って本匿名組合事業の遂行のため使用されます。このため、本匿名組合契約が契約期間満了前に終了した場合、又は本匿名組合契約が遡って未成立とみなされた場合には、本匿名組合契約の定めに従い、出資金が各匿名組合員の出資口数に応じて返還されますが、既に支出された費用がある場合等、出資金を返還できなくなった場合には、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。
12. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び質問に対する営業者からの回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、営業者が事実の調査を誤るリスクがあります。また、取扱者による事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことに、くれぐれもご留意下さい。
13. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する事象により、事業の継続について悪影響を受けるリスクがあります。
14. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
15. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後当該許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
16. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては、営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等が悪影響を受けるリスクがあります。
営業者情報
営業者
商号 | 合同会社社会的投資支援機構 |
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所在地 | 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地 |
事業内容 | ソーシャルインパクトボンド事業 |
設立日 | 平成30年9月12日 |
代表者 | 代表社員 株式会社未来資本製作所 |
決算日 | 7月31日 |
取扱者
本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2021年08月23日現在)
商号 | プラスソーシャルインベストメント株式会社 |
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登録 | 第二種金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第396号 |
本店所在地 | 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284 |
電話番号 | 0752577814 |
事業内容 | 第二種金融商品取引業 |
資本金 | 8,000万円 |
設立日 | 2016年04月14日 |
役員 | 代表取締役社長 野池 雅人 取締役 吉澤 保幸 取締役 里内 博文 監査役 石原 俊彦 監査役 可児 卓馬 |
事業所所在地 | 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284 |
決算日 | 6月30日 |
加入協会 | 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 |