滋賀県東近江市

スポーツ

ソーシャルインパクトボンド

インクルーシブで誰もが自分らしさを追求できる場所を

東近江市SIB 十人十色の幸せを創るスポーツクラブ運営プロジェクト

滋賀県東近江市

スポーツ

募集期間

2024年08月21日〜 2024年09月20日

営業者

合同会社社会的投資支援機構

資金使途

運営者への業務委託費

会計期間

2024年09月21日〜 2025年02月15日

目標償還率

100.00%

投資家特典

14アカデミースタッフによる特別イベントツアー参加権、イベントチラシにお名前掲載

会計期間中

現在の調達金額

700,000円

募集総額

700,000円

1口金額

20,000円

出資者数

24人

100%

募集期間

2024年08月21日〜 2024年09月20日

営業者

合同会社社会的投資支援機構

資金使途

運営者への業務委託費

会計期間

2024年09月21日〜 2025年02月15日

目標償還率

100.00%

投資家特典

14アカデミースタッフによる特別イベントツアー参加権、イベントチラシにお名前掲載

プロジェクト要約

近年のスポーツ環境は専門性を追求するクラブが多く、スポーツをすることに対するハードルが高くなっています。インクルーシブとは、だれも排除されず支え合える社会のこと。14アカデミーでは、多種目を扱い、かつ体を動かす喜びを重視するものから競技性の高いものまで多層的なアプローチを提供することで、誰もが自分らしさを追求できる「総合型地域スポーツクラブ」をめざします。本プロジェクトでは、参加者ニーズ調査およびプログラム設計にかかる費用、クラブ立ち上げのキックオフとしてイベント開催にかかる費用を募集します。

プロジェクト要約

近年のスポーツ環境は専門性を追求するクラブが多く、スポーツをすることに対するハードルが高くなっています。インクルーシブとは、だれも排除されず支え合える社会のこと。14アカデミーでは、多種目を扱い、かつ体を動かす喜びを重視するものから競技性の高いものまで多層的なアプローチを提供することで、誰もが自分らしさを追求できる「総合型地域スポーツクラブ」をめざします。本プロジェクトでは、参加者ニーズ調査およびプログラム設計にかかる費用、クラブ立ち上げのキックオフとしてイベント開催にかかる費用を募集します。

プロジェクトサマリー

本プロジェクトの契約締結前交付書面(匿名組合契約説明書)こちらよりご確認いただけます。

ポイント
・これまでの選手および指導経験を活かして、それぞれの子どもにあったアプローチ・環境整備をすることができる。
・様々なスキルを高めるコオーディネーション運動を取り入れることで、多世代が参加できる環境整備と、生涯スポーツを楽しむ力を育む。
・徹底したニーズ調査で、障がいをもつ子どもたちも一緒にスポーツを楽しむために必要なサポートや支援体制をつくることができる。

こんな方にも応援してもらいたい
・運動遊びで運動神経を向上させることが特に大切な【幼児・小中学生】のお子さんをもつご家族
・スポーツから人間的にも成長した経験がある方
・地域でのスポーツ環境を良くすることに賛同いただける企業の方

プロジェクト概要

 ↑動画:2024年8月27日「出資説明会」の様子
東近江市版SIB事業概要や14アカデミーによるプロジェクト説明、出資方法などを視聴することができます!


総合型地域スポーツクラブへ進化させたい!JYUYON 14 ACADEMYについて

JYUYON 14 ACADEMY(以下、14アカデミー)は、東近江市出身唯一のJリーガー國領一平さんにより運営されるサッカースクールおよびアカデミー※です。将来社会に出たときに「生きる力」を身につけるトレーニングを提供する本スクールは、2021年から活動を開始し、現在は県内に9つのサッカースクールを展開しています。2024年7月15日時点で会員175名と県内トップクラスの規模を誇ります。また、2024年4月よりハンドボールスクールもスタートさせました。

※「アカデミー」は各種目のスクールをまとめた総称、「スクール」は各種目の教室をさしています。

講演・指導をする國領一平さん

「14」とは、十人十色の「10」、しあわせやよろこびの頭文字である「4」を合わせた数字です。スポーツ・運動を通じて誰もが自分らしさを実現できる居場所を継続的に提供したいという想いが込められています。

14アカデミーを立ち上げて4年目を迎えた2024年、団体名に込められた想いを実現するために、サッカーの枠を越えて、市内で「コオーディネーション運動」で活躍する大橋知佳さん、「障がい者スポーツ」で活躍する高橋平さんとともに「総合型地域スポーツクラブ」を立ち上げることを決意しました。

総合型地域スポーツクラブとは
「人々が、身近な地域でスポ-ツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、子どもから高齢者まで(多世代)、様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブ」をさします(文部科学省)。


コオーディネーション運動 大橋知佳さん 

市内を中心に様々なスポーツクラブで「コオーディネーション運動」のコーディネートを手がけています。「コオーディネーション運動」とは、あらゆる動作の基盤となる7つの運動能力であり、特に児童期には5つの運動能力(反応能力、リズム能力、バランス能力、定位能力、分化能力)の育成が重要だとされています。そのため、専門技術を習得する前提条件となるだけでなく、生涯を通して日常の動作やスポーツの基盤となります。大橋さんは、コオーディネーション運動というツールを使い、幼児から小中学生、高齢者まで多世代に運動する楽しさを伝えています。

左から大橋知佳さん、コオーディネーション運動の様子

障がい者スポーツ 高橋平さん

東近江市で、さまざまな障がいをもつ子たちのサッカーチーム「東近江FCレジリエンス」を運営しています。高橋さん自身も、10年前に仕事中の事故が原因で脊髄を損傷し、車椅子で生活されています。
障がい者になって衝撃だったのは、競技性の高いスポーツ環境はあるものの、まずはスポーツを楽しむ環境がなかったことです。誰もがスポーツを楽しめる環境づくりのヒントを得るため、総合型地域スポーツクラブをオランダで学んできた経験もあります。また、東近江市スポーツ少年団事務局、東近江市社会福祉協議会との共催でインクルーシブスポーツイベントを開催しました。

左からインクルーシブスポーツイベントの様子、高橋平さん

課題意識とは〜現代の子どもたちに立ちはだかるスポーツの壁〜

現在、日本のスポーツ環境において以下のような課題があります。

・健全な発育発達に必要な、幼少期からの自然遊び等の経験不足のまま、1つの競技に偏ってしまう。
・特に子どものスポーツ環境の中で、勝ち負けのみに価値を置くような競技性の高いスポーツの場が増え、スポーツを楽しむことや居場所としてのスポーツの意義が薄れている。
・少子化や顧問不足により学校単位で部活動が成立せず、スポーツに挑戦する機会が減っている。

代表の國領さんが子どもの頃、今ほど習い事をする子は多くなく、自然の中で自分たちで遊びを見つけて過ごしてきました。プロのスポーツ選手になり、自然遊びが身体能力の基礎をつくったと実感していますが、現代の子どもたちは、そのような経験が不足したまま、年間を通じて1つの競技に取り組む傾向にあります。
また、サッカースクールを運営する中で、同じサッカーでも競技志向とエンジョイ志向※の子どもたちがいることを痛感してきました。それぞれの子どもたちに合ったアプローチ・環境整備をするためには、大橋さんが専門とするコオーディネーション運動を取り入れることが重要だと考えています。
さらに、小学校を卒業したスクールの生徒の中には「サッカー部に入りたかったけれど、中学校になく他の部活に入った」と自分らしさを追求できない思いを抱える子がいます。國領さんは、そのような子たちの受け皿になりたいと考えています。

※競技志向とは、競争をする、勝ち負けにこだわる志向で、勝つために日々練習し技術を磨く傾向にあります。努力の末の勝利は大きな感動を与えてくれます。一方でエンジョイ志向は、「スポーツを楽しむ」ことを重要視しており、その瞬間に仲間と共に汗を流し幸せをわかちあいます。

サッカースクールの子どもたち

また、十人十色の幸せを創るために忘れてはいけないのは、障がいのある子どもたちです。
高橋さんは2023年5月、東近江市内すべての小中学校の特別支援学級に通う児童・生徒の保護者620名にアンケートをおこないました(回収率57%)。その結果、約7割は運動をしておらず、そのうち「わが子に運動をさせてあげたい」と思う保護者が約160名いることがわかりました。また、運動を始める不安要素として「コーチ・指導者の理解があるか」が最も多くを占めました。
本アンケートより、「障がい特性による不安、チームの環境に関する不安、経済的な不安、送迎の不安から運動をしたいけどできない」思いを抱えている子がおり、解決のためにコーチ・指導者の理解が重要であることを痛感しました。

運動を習い事として始める上での不安と回答数(人)
コーチ・指導者の理解があるか 63
チームの保護者の理解があるか 37
集団の中で上手くやれるか(コミュニケーション) 37
他の子とのトラブル 30
子ども自身の気持ちの波「今日は行きたくない」 27
子ども自身が劣等感を持たないか 19
話を聞けるか 18
集中力が続くか 14
中学校の部活動の制限排除による疎外感 11
子どもにとって安心できる環境であるか 10
経済的な部分、送迎の問題など 7
安全性(身体障がいのため) 5
子どもの体力 5
未回答 8

サッカー・コオーディネーション・障がい者スポーツをまとめて1つのクラブにする理由

上述の通り、1つの競技でも競技志向とエンジョイ志向の子、部活動の選択に制限がある子、障がいをもちスポーツに不安を抱える子など、子どもたちは十人十色です。そのため、それぞれの子どもたちに合ったアプローチ・環境を提供することが必要になります。
そこで、個々に活動している競技を1つのクラブに集約することで、共通の理念をもった指導者たちのもと、子どもたちが自由に種目やアプローチを選択することができます。また、競技の変更をしたい時も、1クラブ内での変更であればサポート体制を充実させることができます。
また、コオーディネーション運動を基盤に、多世代に対して様々なスポーツに挑戦する機会を提供することができます。

 以上のようなクラブを実現するため、トップレベルの経験をもつサッカー専門の國領さん、幼児から高齢者まで基本的な身体能力向上をめざすコオーディネーション運動専門の大橋さん、障がい者スポーツ専門の高橋さんと、それぞれに高い技術と経験を持つ者が集まり、総合型地域スポーツクラブを立ち上げることにしました。

地域に根ざしたクラブづくりと東近江市版SIB挑戦の意義

2000年に策定されたスポーツ振興基本計画において、総合型地域スポーツクラブは新たなスポーツ活動の場として、全国の市町村に最低1つは設立することを目標として掲げられました。その結果、各自治体でいくつものクラブが誕生した一方で、途中で財源が切れてしまい継続が難しいクラブもあるのが現状です。今後の総合型地域スポーツクラブにおいては、自律的な運営が重要になります。
また地域住民や既存団体との関係性の構築が、地域に根ざしたクラブづくりの基盤となります。
そのため、今年度は以下の事業を行い地域の方々とつながることで、地域に寄り添い継続性のあるクラブの基盤づくりをおこないます。

スポーツイベント開催

12月、クラブ立ち上げのキックオフとしてイベントを開催し、総合型地域スポーツクラブを地域全体に認知してもらいます。また地元企業や指導者候補とつながり、今後の事業体制を整えるための出会いの場とします。
イベントでは、サッカー・ハンドボール・障がい者スポーツ・コオーディネーション運動に関する大会を開催するとともに、各スポーツの体験教室を実施する予定です。また、ニュースポーツといった競技も体験できるように協力団体と調整を進めています。

開催日:12月7日(土)※雨天時は延期させていただきます。
開催場所:総合運動公園布引陸上競技場(布引グリーンスタジアム)

なお、雨天時は延期させていただきます。
延期後の開催日:12月22日(日)午後
延期後の開催場所:能登川グラウンド
※当初は東近江市総合運動公園布引多目的グラウンドの予定でしたが、変更になりました。

ホームページ作成

クラブで扱う多種目のスポーツの窓口になるようなホームページを作成します。
デザイナーにも入ってもらうことで、検索数アップを狙い、より多くの方に情報がとどくようにします。さらに動画といった素材もデザイナーと準備することで、クラブのイメージを伝えやすくします。すでにデザイナーと構成等の打ち合わせを開始しています。
また、スポーツイベントの広報も、本ホームページを活用します。

地域のニーズ調査

主に以下3つの観点についてアンケートまたはヒアリング調査をおこない、地域のニーズを見える化します。

・既存のスクールに通う子どもたち及び保護者に調査を行い、継続参加の理由を明らかにする
・既存スポーツクラブの指導者に調査を行い、なぜ障がいのある子を受け入れづらいのか明らかにする
・12月に開催するスポーツイベントの参加者に調査を行い、スポーツに関心を寄せる地域の方の想いを明らかにする

プログラム作成

地域のニーズ調査の結果も踏まえて、以下の3点を実現するための指導プログラムを作成します。

・子どもから高齢者まで、初心者からトップレベルまで誰もがいつまでも活動できる
・個々のスポーツニーズに応じたスポーツ指導ができている
・種目変更を希望した会員に対し、移動先でも伸び伸びと活動できるようなサポート体制ができている

成果目標と達成に向けた計画

(1)どういった法人形態にするのか方針を決める。
継続的な運営にあたり、どのように財源を確保していくかは重要な課題です。
また、だれにどのようなサービスを提供するかで、会員やスポンサーなど運営資金の出し手は変わってきます。ニーズ調査やイベントの様子からクラブのあるべき姿を具体化させた上で、法人形態の方針を決定します。そのなかで事業計画といった今後の経営に必要な計画を整備します。

 (2) 理念や手法を含めて、課題解決につながるプログラムを作成し、明らかにする。
クラブの「理念」、あらゆる人のスポーツへのチャレンジを促すような「アプローチの方針」を協議し、14アカデミーのスタッフ全体で共有します。その上で、各競技の具体的なプログラムを競技の指導者を中心に検討し、今後拡大していく指導者にも理解してもらえるようなプログラムをまとめます。現在はフロー図で表現することを検討しています。

(3) 参加した子どもや保護者にどのような効果があったのかを見える化する。
上述の「地域ニーズ調査」を実施し、成果目標(1)および(2)の参考情報とするとともに、調査結果はホームページでも公開します。

14アカデミーのユニフォームを着た子が往きかう地域に。事業効果と今後の展望

期待される効果や今後の展望

社会性
・健全な発育発達に必要な幼少期からの自然遊び等の経験が近年不足傾向にあります。コオーディネーション運動を競技の1つに入れることで、それをカバーして、スポーツを通して生きる力を育む場を創出します。
・学校→放課後デイサービス→家庭の往復で地域との接点が少なく、コミュニティをもつ機会の少ない障がい児に、障がいの垣根を越えた居場所(コミュニティ)を提供します。
・部活動数の減少やクラブ同士の連携が少ないことから、希望するスポーツができない、自分に合ったスポーツを模索しづらい環境があります。1クラブ内で多種目を扱うことで競技の変更を容易にするサービスが展開でき、スポーツを通じた自分らしさの追求、実現につなげます。

事業性
・総合型地域スポーツクラブとして多種目、多志向、多世代にスポーツの場を提供することができるので、地域の多種多様な方をクラブ会員として迎えることができます。
・1クラブ内で種目やアプローチを自由に変更できるため、会員の心身の変化に応じたスポーツ環境を提供し、長期的なクラブ所属を見込むことができます。
・サッカー、コオーディネーション、障がい者スポーツと別種目で活躍してきた者が集まり「理念」「アプローチ方針」を設計するため、その他の競技の専門家にも共感性の高い内容となり、指導者の獲得につながります。


運営者メッセージ〜身体を動かすことで幸せを感じることができる社会をつくりたい〜

2021年にサッカースクールを立ち上げ、その後様々な子どもたちに触れ合ってきました。
本気でプロサッカー選手になりたい子、楽しくサッカーをしたい子、運動をしたい子など様々なニーズを持った子供達がいます。その子供達全てが自分らしくいられる環境をスポーツを通して創出したいという思いが年々増しています。
また現代のスポーツの課題としてより専門的になってきた一方で、時代の変化による健全な発育発達の為の、遊び場の減少や制限(公園でのボール遊び禁止)などがあります。そうした中で専門分野だけを行うことは全身運動ではなく偏った動きだけを幼少期から行うことになり、将来的な怪我のリスクもあります。さらに専門スポーツを取り組みうまくできなかったことによる精神的な自己肯定感の低下のリスクも懸念されています。
本来であればスポーツ・運動というものは誰しもが平等に楽しめるものです。そういった環境を作りたい思いと、同じく障がいのある子どもたちにも競技性の高いスポーツの普及だけでなく、エンジョイ思考で取り組める環境の整備を行うことで本当に地域住民が十人十色の幸せや喜びをスポーツ・運動を通して感じることができるのではないかという思いで今回のSIBに挑戦しようと思いました。

最終的には地域住民全てがスポーツ・運動を取り組める環境を創出し、十人十色それぞれが身体を動かすことで幸せを感じてもらえるような社会を作り、その幸せが仕事や日々の生活にプラスに影響し、地域活性化につながる未来を想像しています。

JYUYON 14 ACADEMY
代表 國領 一平さん


出資説明会のご案内

14アカデミーさんにプロジェクトの詳細についてお話しいただきます。
また募集内容や出資(投資)手続き方法などについてもご説明し、質疑応答のお時間も設けます。
現地開催ですので、事業者のみなさんの想いを直接会って聴くことができます!
お申し込みお待ちしています。

→詳細はこちら

投資家特典

以下の特典をご用意しております。詳細は別途出資者へご案内予定です。

(1) 12月のイベント開催に向けて作成するチラシまたはポスターにお名前を掲載 (希望者のみ)
※募集期間終了後、出資者の皆様に掲載を希望されるか確認のご連絡をいたします。

(2) 12月のイベントにご招待&14アカデミースタッフによる特別イベントツアー参加権
本イベントでは、サッカー・ハンドボール・障がい者スポーツ・コオーディネーション運動に関する大会を開催するとともに、各スポーツの体験教室を実施する予定です。また、ニュースポーツといった競技も体験できるように協力団体と調整を進めています。
特別イベントツアーでは、14アカデミースタッフによる丁寧な説明のもと各競技を巡り、イベントにて新たな競技に挑戦するサポートを行います。

開催日:12月7日(土)※雨天時は延期させていただきます。
開催場所:総合運動公園布引陸上競技場(布引グリーンスタジアム)

なお、雨天時は延期させていただきます。
延期後の開催日:12月22日(日)午後
延期後の開催場所:能登川グラウンド
※当初は東近江市総合運動公園布引多目的グラウンドの予定でしたが、変更になりました。

SIBの成果目標

(1)どういった法人形態にするのか方針を決める。
(2) 理念や手法を含めて、課題解決につながるプログラムを作成し、明らかにする。
(3) 参加した子どもや保護者にどのような効果があったのかを見える化する。

営業者紹介

会社名 合同会社社会的投資支援機構
代表社員 株式会社未来資本製作所
設立日 2018年9月12日

営業者にはSIB事業に携わった者が在籍しており、本匿名組合契約およびSIBに関する仕組みについて熟知した人材が揃っています。
※本プロジェクトは営業者である合同会社社会的投資支援機構が運営者に委託して事業を実施します。

運営者紹介

団体名 JYUYON 14 ACADEMY
設立日 2021年

2021年 JYUYON 14soccer school設立
2023年 財団法人東近江市地域復興事業団主催サッカー教室 受託
2024年 能登川地区スポーツ協会主催サッカー教室 受託
    草津市サッカー協会キッズ教室受託
    少年・中学・高校とそれぞれ1チームずつ外部指導依頼
    (桐原JFC・レイラック東近江FC・彦根総合高等学校)
※スクール生:175名で滋賀県内最大規模(2024年7月15日時点)
※ホームページ(https://jyuyonschool.com/

●代表 國領一平さん
1993年生まれ、滋賀県東近江市出身
小学時代からサッカーに没頭。サッカーとともに心身の成長を実感してきた。
中学から京都サンガF.C.育成組織に所属(U-15からU-18まで)。
高校はチーム連携をしていた立命館宇治高等学校に在籍し、高校卒業とともにプロサッカー選手の道へ。
京都サンガ F.C.や AC 長野パルセイロ、ヴァンラーレ八戸など J クラブ含め 12 年間選手としてプレーをした(J リーグ通算 76 試合 JFL 通算 102 試合出場)。
2021年から、選手と指導者の二刀流で地元の子どもたちに経験を還元するべくJYUYON 14soccer schoolを立ち上げた。
プレー経験のある長野県でも同スクールを立ち上げている。

プロジェクト対象事業

十人十色の幸せを創るスポーツクラブ運営事業


募集情報

本匿名組合契約名称 東近江市SIB 十人十色の幸せを創るスポーツクラブ運営プロジェクト
営業者 合同会社社会的投資支援機構
取扱者 プラスソーシャルインベストメント株式会社
出資金募集最大総額 700,000円
出資金募集最低金額 -
出資金申込単位 20,000円/1口(内訳 出資金:20,000円、取扱手数料:0円)
申込上限口数 3口
募集最大総口数 35口
取扱者の報酬 組成報酬、運営報酬、監査報酬
会計期間開始日 2024年9月21日
会計期間終了日 2025年2月15日
目標償還率 100%
営業者の報酬 本匿名組合事業利益-匿名組合員の利益-取扱者の報酬
売上金額-事業費用
匿名組合員への分配金額-匿名組合出資金
決算日 2025年2月15日
報告日 決算日から60日以内
分配日 決算日から90日以内の営業者が指定する日
2025年3月の選考会(成果の評価)終了後


事業計画

今後の事業計画は、以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画上の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対して分配金額を保証するものでもありません。

(1)    事業計画について
本匿名組合事業は、十人十色の幸せを創るスポーツクラブ運営事業です。以下の事業を行い地域の方々とつながることで、地域に寄り添い継続性のあるクラブの基盤づくりをおこないます。

■ホームページ作成
クラブで扱う多種目のスポーツの窓口になるようなホームページを作成します。
デザイナーにも入ってもらうことで、検索数アップを狙い、より多くの方に情報がとどくようにします。さらに動画といった素材もデザイナーと準備することで、スクールのイメージを伝えやすくします。
また、スポーツイベントの広報も、本ホームページを活用します。

■地域のニーズ調査
主に以下3つの観点についてアンケートまたはヒアリング調査をおこない、地域のニーズを見える化します。
・既存のスクールに通う子どもたち及び保護者に調査を行い、継続参加の理由を明らかにする
・既存スポーツクラブの指導者に調査を行い、なぜ障害のある子を受け入れづらいのか明らかにする
・12月に開催するスポーツイベントの参加者に調査を行い、スポーツに関心を寄せる地域の方の想いを明らかにする

■プログラム作成
地域のニーズ調査の結果も踏まえて、以下の3点を実現するための指導プログラムを作成します。
・子どもから高齢者まで、初心者からトップレベルまで誰もがいつまでも活動できる
・個々のスポーツニーズに応じたスポーツ指導ができている
・種目変更を希望した会員に対し、移動先でも伸び伸びと活動できるようなサポート体制ができている

(2)    SIBの成果目標と支払い条件に基づく分配について
1 どういった法人形態にするのか方針を決める。
2 理念や手法を含めて、課題解決につながるプログラムを作成し、明らかにする。
3 参加した子どもや保護者にどのような効果があったのかを見える化する

(3)    事業計画上の実現施策(運営の方針)について
営業者は、2018年の設立以来、ソーシャルインパクトボンド事業を行ってきており数々の実績があります。また、営業者は、本匿名組合事業を事業者に業務委託することにあたり、受託事業者が「東近江市版SIB事業」に関する東近江市の所定の手続き(書類提出、プレゼンテーションによる審査会等)を経て、適正に採択された事業者であることを確認しています。


分配シミュレーション

1.成果目標が達成された場合
公益財団法人東近江三方よし基金より営業者に対して、業務委託料が支払われます。これを原資として、償還率100%の分配金が支払われます。

2.成果目標が達成されなかった場合
公益財団法人東近江三方よし基金より営業者に対して、業務委託料は全く(0%)支払われません。このため、営業者から匿名組合員に対して、分配金だけでなく、出資金についても一切支払われることはありません。


仕組み図


資金使途

ファンド資金は、以下の内容にて使用いたします。

項目 金 額
運営者への業務委託費 700,000円
合計 700,000円

(注1)上記の合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり、変更の可能性があります。最終的な費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、下回った場合には分配時に返還させて頂きます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用につきましては、営業者が負担いたします。
(注2)出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。
(注3)状況により、上記資金使途内容について営業者が先に立て替えて支払い、その後、出資金を充当することがあります。
(注4)本匿名組合事業遂行のため、会計期間開始前であっても、営業者が必要に応じて出資金を資金使途内容に従って使用することがあります。


運営者 収支計画

収入の部

項目 金額
SIB事業支援金 700,000円
合計 700,000円


支出の部

項目 金額
法人設立費 250,000円
ホームページ作成費 300,000円
施設使用料 50,000円
印刷費 40,000円
備品購入 60,000円
合計 700,000円


リスク

匿名組合契約「東近江市SIB 十人十色の幸せを創るスポーツクラブ運営プロジェクト」の締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。

1. 本匿名組合契約の性格に関する留意点

本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は営業者が事業者等の関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行うこと、又は指図をすることはできません。したがって、本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、契約期間中において、営業者又は事業者等の関係機関の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。

2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点

契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は、同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。

3. 出資金の元本が割れるリスク

一般的に、本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては、利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金額の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
また、本匿名組合契約は、「東近江市版SIB事業」を組み込んだ仕組みとなっています。SIBとは、Social Impact Bond(ソーシャルインパクトボンド)の頭文字を取ったもので、社会的課題の解決と行政コストの削減を同時に目指す手法であり、民間資金(匿名組合員が払い込んだ資金)で営業者が優れた社会事業を実施し、事前に合意した成果が達成された場合に、成功報酬が分配金として行政より匿名組合員へ支払われます。
また、SIBの特徴としては、①対象事業は社会的課題の解決であること、②投資モデルは社会的成果連動型であること、③事業形式は行政と民間の連携であること、の3つが挙げられています。

4. 営業者および営業者が業務を委託する事業者の信用リスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者の今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保権が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。さらには出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権。以下同じ。)には、何ら担保権が付されていません。また、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生したとしても、本匿名組合事業において多額の費用や損失が発生した場合においては、分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。さらに、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。

5. 事業形態及び事業環境の変化に伴うリスク

本匿名組合事業は、「東近江市版SIB事業」を組み込んだ形態となっており、営業者および営業者が業務を委託する事業者にとって複雑な仕組みが含まれる事業です。したがって、本匿名組合事業については、事業開始後も匿名組合員に対して十分な説明が必要となるケースが発生する、あるいは運営体制の構築または事業の遂行について見直しをせざるを得ないこと等により、安定的な運営を図るまでに予想外の時間を要する可能性があります。

6. 経営陣の不測の事態に係るリスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者については、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。本匿名組合契約では、当該リスクに対して各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

7. 資金繰りが悪化するリスク

本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者および営業者が業務を委託する事業者の資金繰りが悪化するリスクがあります。

8. 債務超過のリスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者の事業の業績等によっては、今後について営業者および営業者が業務を委託する事業者が債務超過の状態に陥ることも想定されます。
一般的に債務超過状態の会社は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、金融機関等は、債務超過状態の会社への融資を実行しない場合が多く、債務超過の会社は、新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となることで事業継続に支障をきたしたりする可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。

9. 資金繰りに関するリスク

本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。

10. 資金調達のリスク

営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。

11. 出資金の送金及び使用に関するリスク

成立した本匿名組合契約に係る出資金は、募集期間中であっても、営業者が本匿名組合事業を遂行でき、かつ、本匿名組合事業の遂行のために必要であるという判断を営業者が下した場合には、資金使途・費用見込みに示す資金使途内容に従って本匿名組合事業の遂行のため使用されます。このため、本匿名組合契約が契約期間満了前に終了した場合、又は本匿名組合契約が遡って未成立とみなされた場合には、本匿名組合契約の定めに従い、出資金が各匿名組合員の出資口数に応じて返還されますが、既に支出された費用がある場合等、出資金を返還できなくなった場合には、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。

12. 事実の調査に関するリスク

取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び質問に対する営業者からの回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、営業者が事実の調査を誤るリスクがあります。また、取扱者による事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことに、くれぐれもご留意下さい。

13. 大地震・大津波等の自然災害のリスク

大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する事象により、事業の継続について悪影響を受けるリスクがあります。

14. 風評被害によるリスク

伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。

15. 許認可等に関するリスク

本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後当該許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

16. 訴訟等に関するリスク

営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては、営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等が悪影響を受けるリスクがあります。


営業者情報

営業者

商号 合同会社社会的投資支援機構
所在地 京都府京都市伏見区深草越後屋敷町40-1ソレイユ墨染1階B号室
事業内容 ソーシャルインパクトボンド事業
設立日 平成30年9月12日
代表者 代表社員 株式会社未来資本製作所
決算日 7月31日


取扱者

本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2024年08月21日現在)

商号 プラスソーシャルインベストメント株式会社
登録 第二種金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第396号
本店所在地 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284
代表者の氏名 野池 雅人
電話番号 075-257-7814
事業内容 第二種金融商品取引業
資本金 8,000万円
主な株主 野池 雅人
設立日 2016年04月14日
役員 代表取締役社長 野池 雅人
取締役 吉澤 保幸
取締役 里内 博文
監査役 石原 俊彦
監査役 斉藤 真緒
事業所所在地 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284
決算日 6月30日
加入協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会


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