ソーシャルインパクトボンド
ひとりぼっちにしない子育て環境をみんなでつくりたい
東近江市SIB 「ママパスポート」でつながる子育て支援プロジェクト
募集期間
2023年08月25日〜 2023年09月24日
営業者
合同会社社会的投資支援機構
資金使途
運営者への業務委託費
会計期間
2023年09月25日〜 2024年02月15日
目標償還率
102.00%
償還済
現在の調達金額
500,000円
募集総額
500,000円
1口金額
20,000円
出資者数
13人
募集期間
2023年08月25日〜 2023年09月24日
営業者
合同会社社会的投資支援機構
資金使途
運営者への業務委託費
会計期間
2023年09月25日〜 2024年02月15日
目標償還率
102.00%
プロジェクト要約
ぱれっとしがは、「ひとりぼっちで子育てをするママをなくしたい」という想いのもと、「ママパスポート東近江・日野版」を制作・発行し、地域密着型子育て情報の発信、居場所づくり、イベントの開催を行っています。 本プロジェクトは、前述の活動に加え、子育て世代の雇用づくり、次世代に活動をつなぐための体制づくりを行います。ニーズ調査、営業先リストを整理し、ビジネスとして育てます。社会との繋がりが減少・孤立してしまう子育て世代に対して情報提供やつながり創出、ニーズにあった支援を行い、安心して子育てができる地域をめざします。
プロジェクト要約
ぱれっとしがは、「ひとりぼっちで子育てをするママをなくしたい」という想いのもと、「ママパスポート東近江・日野版」を制作・発行し、地域密着型子育て情報の発信、居場所づくり、イベントの開催を行っています。 本プロジェクトは、前述の活動に加え、子育て世代の雇用づくり、次世代に活動をつなぐための体制づくりを行います。ニーズ調査、営業先リストを整理し、ビジネスとして育てます。社会との繋がりが減少・孤立してしまう子育て世代に対して情報提供やつながり創出、ニーズにあった支援を行い、安心して子育てができる地域をめざします。
プロジェクトサマリー
ポイント
・子育て支援活動実績15年目の子育て経験者
・親子向けの居場所が少ない現状を変えるための団体を設立する
・東近江市版SIBで「ママパスポート関連事業」のビジネス化に挑戦で、持続可能な子育て支援をめざす
こんな方に応援してもらいたい
・子育て世代を取り巻く環境・地域課題の解決に向けた取り組みを応援したい方
・「子育て世代を救いたい」といったぱれっとしがの想いに共感していただける方
・ぱれっとしがの応援者として、“子どもも大人も笑顔が溢れる地域”を一緒にめざしてくれる方、そんな未来に投資してくれる方
プロジェクト概要
【1】子育て世代の笑顔をつくる「ぱれっとしが」について
ぱれっとしがの奥野会長と松村副会長は、2008年から滋賀県を中心に活動するボランティアグループ「花咲きまま」のメンバーとして、パネルシアターの公演活動を行ってきました。
パネルシアターとは、お手製の布パネルと絵人形を使うお話や歌遊びです。
体験型・参加型の公演をし、たくさんの子どもたちに親しまれてきました。
長年、仕事と「花咲きまま」を両立しながら、幼稚園、保育園、学童、福祉施設等へ出向き、年間50程度の公演をしてきました。
そんな中で、コロナ禍になり活動ができない状況を経験し、「より多くの人に笑顔を届けたい」という想いが強くなりました。
そして、2022年度に地域支援活動への専念と活動内容を多岐にするため、「ぱれっとしが」の立ち上げを決意されました。
団体名の「ぱれっとしが」は、人や個性、希望、物事等を色に例えて、そうした様々な色が集まり混ざり合う魅力的な場所としての「パレット」と、「滋賀のいいところ、いいものを知ってもらうために滋賀の魅力発信を行いたい」という想いを組み合わせ、名付けられました。
【ぱれっとしがの活動実績】
主な活動実績は、大きく5つあります。
(1) パネルシアターの講演活動
(2)「ママパスポート東近江・日野版」の制作・発行・・・以下の【3】より詳細をご確認ください。
(3)マイカメラスタジオ「ぱれっとしが」の運営・・・滋賀県日野町で0~2歳児を対象に、利用者自身のスマートフォンやカメラを使って撮影するセルフスタイル型のスタジオを運営しています。お洒落なブースを貸し切り、何枚でも自由に撮影を楽しめる場を提供しています。
(4)子ども食堂「にじいろ」の運営・・・滋賀県日野町で平日昼間は月1回、土日は月に1、2回のペースで子ども食堂を運営しています。
(5)木やアクリルレーザー加工品を扱うハンドメイドショップ「Colors」及び布小物を扱うハンドメイドショップ「irotoridori」の実施・・・イベントでの出店、子ども向けワークショップを実施しています。
【ぱれっとしがの強み】
・2022年度から居場所の運営、イベントを多数開催・運営しているため、直接利用者の声が聞け、ニーズに応えていける環境ができています。
・行政や社会福祉協議会、ファミリーサポートセンター等、他の子育て事業との横の繋がりも強いため、状況にあわせた支援ができます。
【2】課題意識とは〜0-2歳の子育て期を取り巻く環境を救いたい〜
ぱれっとしがの課題意識を奥野会長と松村副会長は、以下のように語っています。
奥野会長 松村副会長 |
【ぱれっとしがが感じている地域の現状】
(1)年齢関係なく、子どもたちや親子が気軽に通える居場所が少ないことがあげられます。
(2)東近江市・日野町にはそれぞれ未就園児向けの子育て支援センターや子育てサロンはありますが、上の子ども(未就学児や小学生)を連れて参加できないことや、週末に連れていける場所が少ないことがあげられます。また、前述の子育て支援センターや子育てサロンは、その地域に住む方向けに提供している場合が多く、他地域の方が参加できない場合があります。
(3)地域には学童等もありますが、「夏休みだけ預かってもらいたい」等の要望は通らず、通常時に使用していなければ受け入れてもらえないことがあります。また、小学生の子どもが「数日・この時間だけ使用する。気軽に通える」といったところがない状況です。
(4)日野町には、中・高校生の自習に使える場所や、何もなくてもふらっと立ち寄れる場所がありません。
(5)2022年の滋賀県の公立小学校における長期欠席者数のうち不登校児童数は 1,066 人、公立中学校は1,835 人で、どちらも過去最多を記録しています。
(2022 年11 月18日11月定例 教育委員会報告『令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査等の結果の概要について(県内公立学校)』)
【3】東近江市版SIBに挑戦!「ママパスポート関連事業」をスタート
【主な事業内容・特色】
東近江市版SIBでは、既存の以下(1)〜(3)の取り組みの強化、新たに以下(4)(5)の取り組みを行い、ビジネス化をめざします。
【2】の地域の現状から、居場所を求める声が多く、その受け皿となるような事業を実施したいと考えています。
(1)「ママパスポート東近江・日野版」の年4回発行(1月・4月・7月・10月)とSNS発信
「ママパスポート」は、赤ちゃんとお母さんにお知らせしたい地域の子育てイベント情報やおでかけスポットの紹介を、年4回の情報誌を通じて発信しています。
無料で自由に持ち帰ることができます。
現在、滋賀県内で7つの地域と滋賀県外で2つの地域で発行されており、東近江・日野版は10番目の発行地域です。
ぱれっとしがが制作・発行する「ママパスポート東近江・日野版」は、東近江市と日野町の市役所、町役場や図書館、保健センター、ママパスポート協賛店などで設置しています。
また、以下の2つのSNSを使って、地域密着の子育て情報を発信します。
・公式LINE
・Instagram
(2)バックアッパー(協賛企業)制度の実施
年間を通してバックアッパーの協賛企業が「ママパスポート東近江・日野版」の事業を応援できる制度です。
年間契約で、1口1,000円(税込)、3口以上から受け付けています。
バックアッパー(協賛企業)になっていただくことで、子連れがOKなお店、子育てに理解のある企業・お店として認知いただけます。
2023年8月時点のバックアッパー(協賛企業)は34団体・企業です。
協賛金は、イベントの運営や事業を通じて地域に還元していきます。
協賛特典
3口(3,000円以上) | 「ママパスポート東近江・日野版」の誌面への名前掲載(年4回)、ステッカープレゼント、最新号お届け |
5口(5,000円以上) | 上記+ぱれっとしが主催イベントでの企業チラシ配布 |
10口(10,000円以上) | 上記+「ママパスポート東近江・日野版」の誌面での事業紹介(通常33,000円広告枠・年1回) |
20口(20,000円以上) | 上記+公式LINEにて情報配信、「ママパスポート東近江・日野版」の「イベントインフォーメーション」「カレンダー」ページへの情報掲載 |
(3)定期的に親子が繋がるイベントの開催
親同士と子ども同士のつながり、親子と地域がつながれるイベントを開催します。
・ウェルカムパーティー
3ヶ月に1回のペースで、東近江市や日野町に引っ越しをされてきた0〜2歳児の子どもがいるお母さんを歓迎するイベントをしています。
親子で行ける場所、地域情報、応援企業等の紹介をして地域について知っていただき、長く住んでいただくきっかけづくりを行っています。
・いっしょうもちあげ大会
一生餅とは、満1歳のお誕生日に一升(約2キロ)のお餅を子どもに背負わせて成長を祝う伝統行事です。
それを現代風にアレンジして、名前入りの赤はちまきを巻いてもらい、お餅を持ち上げるところを写真スポットで撮影していただき楽しんでいただいています。
また、「選び取りイベント」も同時に開催しています。
「選び取りイベント」は、はさみやボールなどのアイテムを子どもにつかんでいただき、つかんだアイテムから「将来はどんな子になるのか」を参加者同士で想像したりお話をしたりする時間を作って、交流を深めています。
・ママパスポートお楽しみ広場(場所:ショッピングプラザアピア)
月に1〜2回のペースで、ママパスポートの読者を対象に、バランスボールや手形アート体験などが楽しめるイベントを開催しています。
講師は主にバックアッパー(協賛企業)の方(かつ東近江・日野町の方を積極的に採用)にご協力いただいています。
(4)子育て中のお母さんの個々の特技や能力の発掘
ぱれっとしがのイベントに関わっていただく中で、お母さんの個々の特技や能力の発掘をしていきます。
子連れがOKなどのちょっとした仕事や雇用の可能性を探します。
雇用先としては、バックアッパー(協賛企業)へつなげていきたいと考えています。
(5)次世代に事業を繋ぐ体制づくり
ぱれっとしがのスタッフは、現在3名です。
また単発のお手伝いを依頼できるサポーターが2名います。
現在の代で機材整備や環境整備、冊子を自分たちで全てしているところを外部委託ができるほどの体制に、事業を確立させたいと考えています。
また、次の運営世代へ引き継ぐためにスキル提供の場や勉強会の開催をして、人材づくりを行いたいと考えています。
今後、サポーターの会員制度もつくりたいと考えています。
【成果目標と達成に向けた計画】
(1)営業先リストを200件作成する。
現在のバックアッパー(協賛企業)は、既存のつながりから営業をすることや、企業側から声をかけていただいて説明に赴く場合が多い状況です。
これまでの営業先は、約50件で数が少ない状況です。
まだ営業をかけられていない・検討ができていない分野・業界の企業があること、既存のつながりではなく新規での開拓をすることで、リストアップの可能性は十分にあります。
(2)ユーザーニーズを把握するための調査(ヒアリング・対面)を実施し、記録に残す。
事業を進める中で、ユーザへのヒアリング、対面でのつぶやきを拾い、記録に残していきます。
事業の対象者であるお母さんたちが何を望んでいるのか、どんなことをしたいのか等を調査し、事業内容の参考にしていきます。
また、バックアッパー(協賛企業)への調査からは、バックアッパー制度以外での連携内容の可能性を模索していきます。
(3)上記2点をふまえ、プロジェクトを持続していくための次年度以降の事業計画書を策定する。
事業及び成果目標(1)(2)を進める中で、事業内容を精査し事業計画書を策定します。
【4】ぱれっとしがが実現したいこと。私たちの事業による効果とは?
【期待される効果や今後の展望】
●社会性
・子育て世代に向けて、情報の提供、つながりや交流を軸としたイベントの開催、ニーズに合わせた支援を提供し、社会との繋がりの減少や孤立する状況、育児の悩みを相談・共有がしづらい状況を改善します。
・小さい子どもと一緒に参加、楽しめるイベントが少ない地域の現状を変えていき、子ども同士・親同士のつながりや、子どもと親の地域のつながりを創出します。
・バックアッパー(協賛企業)の商品やサービス等を活動に取り入れ、一緒に地域の子育てを盛り上げる取り組みを行います。
・ぱれっとしがに関わるお母さんは得意なことや好きなことを持っている方が多く、お母さんの個々の特技や能力を発掘し、バックアッパー(協賛企業)と連携し、地域の雇用につなげていきます。
●事業性
・SIBで事業内容を精査・事業計画を策定し、子育て関係の委託事業、バックアッパーによる協賛金、ママパスポート誌面広告、イベント参加費等で収益を上げる予定です。
・SIBでできた営業先リストを活用し、営業数を増やし、バックアッパー(協賛企業)の数を増やしていきます。
・今後、バックアッパー(協賛企業)・地域企業と連携し、ママモニター案件やアンケート依頼などを受け、赤ちゃん向け・ママ向け商品の開発に関わっていきたいと考えています。
【5】運営者メッセージ〜“子どもも大人も笑顔溢れる地域”をめざして〜
私たち2人は、子育てを経験しているからこそ、「子育ては限られた人だけで抱えるものではない」という考えがあります。
「子どもたちをみんなでどうやって育てていくのか、その周りにいるお母さん・お父さんをどう支えていくのか、お母さんとお父さんが暮らす地域をどんな場所にしたらよいのか」を考えることを大切にしています。
「子育てと仕事と地域」、それらはどれも離れることなく、密接につながっているものです。
「私たちの生活の真ん中にいる子どもたちが楽しい。だから大人も嬉しい。そんな子どもも大人も笑顔溢れる地域」をめざして活動してまいります。
ビジネス化をめざす中でたくさんの課題はありますが、それらを乗り越え長期的にこの事業を継続していくためにも、SIBをきっかけにまずはぱれっとしがのことを知っていただくこと、そして応援・ご協力をいただける方が増えることを願っております。
皆さまのあたたかなご支援をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
説明会のご案内
今回のプロジェクトを進める学び舎 木火土金水さん、ぱれっとしがさんに、プロジェクトの詳細についてお話しいただきます。
また募集内容や出資(投資)手続き方法などについてもご説明し、質疑応答のお時間も設けます。
今年度は現地開催ですので、事業者のみなさんの想いを直接会って聴くことができます!
皆様のご参加をお待ちしております。
【日時・場所】
(1)ぱれっとしが
日時:2023年9月6日(水) 16:00-17:00
場所:湖東信用金庫本店 5階コミュニティホール
(2)学び舎 木火土金水
日時:2023年9月6日(水) 19:00-20:00
場所:五個荘コミュニティセンター 大会議室
【参加費】 無料
【参加申込方法】
必要項目[氏名(フルネーム)、(1)(2)の説明会どちら/両方へ参加希望か]を以下の参加申込先のメールにてご連絡ください。
【お問合わせ・参加申込先】
・公益財団法人東近江三方よし基金 事務局
・メール:3poyoshi.kikin@gmail.com TEL:080-2541-9990 WEBサイト:https://3poyoshi.com/
【主催】公益財団法人東近江三方よし基金/プラスソーシャルインベストメント株式会社
【共催】認定特定非営利活動法人まちづくりネット東近江
【後援】東近江市
→イベント詳細ページ
SIBの成果目標
(1)営業先リストを200件作成する。
(2)ユーザーニーズを把握するための調査(ヒアリング・対面)を実施し、記録に残す。
(3)上記2点をふまえ、プロジェクトを持続していくための次年度以降の事業計画書を策定する。
営業者紹介
会社名 合同会社社会的投資支援機構
代表社員 株式会社未来資本製作所
設立日 2018年9月12日
営業者にはSIB事業に携わった者が在籍しており、本匿名組合契約およびSIBに関する仕組みについて熟知した人材が揃っています。
※本プロジェクトは営業者である合同会社社会的投資支援機構が運営者に委託して事業を実施します。
運営者紹介
団体名 ぱれっとしが 東近江事務所
設立日 2022年6月10日
2022年10月に0〜2歳児の子育て情報誌「ママパスポート東近江・日野版」の創刊準備号の発行を開始し、2023年1月創刊号、4月春号を発行(年4回発行予定)。「ひとりぼっちで子育てするママをなくしたい」という強い思いのもと、前述の情報誌の発行のほか、SNSで地域密着型の子育て情報の発信、居場所提供、イベントの開催等を行っている。地域子育てをサポートし、地域課題やニーズに合わせた活動を展開する。
会長 奥野ふじみ
滋賀県東近江市出身
体育大学卒業後、介護の仕事に従事。2人目の出産を機に日野へ。
わが子の子育ては自己流で行い、“子どもと楽しく”をモットーに子育てを行う。
2008年、松村とその他メンバーで「花咲きまま」を始め、すでに15年目を迎える。
今は相方である松村と2人で活動を行っている。
2022年、ママパスポート運営の方と出会い、地域で子育てを応援する側になりたいと一念発起し、「ぱれっとしが」を立ち上げる。
周りの応援もあり、「ママパスポート東近江・日野版」を担当。運営、発行、情報の発信を行う。
副会長 松村 亜有子
大阪府守口市出身
大学卒業後、一般企業で営業業務に従事。出産を機に大阪から滋賀に移住。
都会と田舎のギャップや知り合いの全くいない環境に戸惑いながらも、子育てに奮闘。
子ども会や子育てサロンの代表等、積極的に地域の子育てに関わる。
2008年、子どもの幼稚園のママ友達とパネルシアターサークル「花咲きまま」を起ち上げ、現在まで延べ440か所でパネルシアターの公演活動を行う。
2014年から奥野と2人体制で活動を行う。
2022年より、奥野とともに「ぱれっとしが」を立ち上げ、「ママパスポート東近江・日野版」の発行、イベントの開催、居場所づくりや子ども食堂等、地域でする子育て環境づくりに邁進中。
「ママパスポート東近江・日野版」では企画・誌面制作、イベントサポート等を担当。
プロジェクト対象事業
「ママパスポート」でつながる子育て支援事業
募集情報
本匿名組合契約名称 | 東近江市SIB 「ママパスポート」でつながる子育て支援プロジェクト |
---|---|
営業者 | 合同会社社会的投資支援機構 |
取扱者 | プラスソーシャルインベストメント株式会社 |
出資金募集最大総額 | 500,000円 |
出資金募集最低金額 | 500,000円 |
出資金申込単位 | 20,000円/1口(内訳 出資金:20,000円、取扱手数料:0円) |
申込上限口数 | 3口 |
募集最大総口数 | 25口 |
取扱者の報酬 | 組成報酬、運営報酬、監査報酬 |
会計期間開始日 | 2023年9月25日 |
会計期間終了日 | 2024年2月15日 |
目標償還率 | 102% |
営業者の報酬 | 本匿名組合事業利益-匿名組合員の利益-取扱者の報酬 売上金額-事業費用 匿名組合員への分配金額-匿名組合出資金 |
決算日 | 2024年2月15日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配日 | 決算日から90日以内の営業者が指定する日 2024年3月の選考会(成果の評価)終了後 |
事業計画
今後の事業計画
今後の事業計画は、以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画上の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対して分配金額を保証するものでもありません。
(1) 事業計画について
本匿名組合事業は、育児の悩みを相談・共有がしづらくなる「0-2歳児の子育て期」にある親御さんに向けて、情報の提供やつながり・交流を軸としたイベントの開催、ニーズに合わせた支援を提供する「ママパスポート」でつながる子育て支援事業です。
具体的な内容は現在検討中ですが、以下のような事を予定しています。
・みんなの広場イベント委託料(3,000円/年24回)、バックアッパー協賛金、誌面広告、イベント参加費(イベント5種類)、寄付金で運営していく。
・バックアッパー制度:1口1,000円(税込)/年間※3口以上〜
(1)3口(3,000円以上):ママパスポート誌面への名前掲載(年4回)、ステッカープレゼント、最新号お届け
(2)5口(5,000円以上):上記+ぱれっとしが主催イベントでの企業チラシ配布
(3)10口(10,000円以上):上記+ママパスポート誌面での事業紹介(通常33,000円広告枠・年1回)
(4)20口(20,000円以上):上記+公式LINEにて情報配信、ママパスポート誌面「イベントインフォーメーション」「カレンダー」ページへの情報掲載
※現在、バックアッパーは34企業・団体(これまで50件ほどを営業※営業先のうち8割がバックアッパーとなっている。まだ営業をかけていない住宅関係・工務店等、利用される層の可能性は十分にある。)
・今後、地域企業からのママモニターやアンケート依頼などを受け、赤ちゃん向け・ママ向け商品の開発に関わっていく。
(2) SIBの成果目標と支払い条件に基づく分配について
① 営業先リストを200件作成する。
② ユーザーニーズを把握するための調査(ヒアリング・対面)を実施し、記録に残す。
③ 上記2点をふまえ、プロジェクトを持続していくための次年度以降の事業計画書を策定する。
(3) 事業計画上の実現施策(運営の方針)について
営業者は、2018年の設立以来、ソーシャルインパクトボンド事業を行ってきており数々の実績があります。また、営業者は、本匿名組合事業を事業者に業務委託することにあたり、受託事業者が「東近江市版SIB事業」に関する東近江市の所定の手続き(書類提出、プレゼンテーションによる審査会等)を経て、適正に採択された事業者であることを確認しています。
分配シミュレーション
1. 成果目標が達成された場合
プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料が支払われます。これを原資として、出資金の償還が行われます。本匿名組合契約では、出資金の元本は償還されますが、それ以上の分配金は支払われません。
2. 成果目標が達成されなかった場合
プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料は全く(0%)支払われません。このため、営業者から匿名組合員に対して、分配金は一切支払われることがありません。
仕組み図
資金使途
ファンド資金は、以下の内容にて使用いたします。
項目 | 金 額 |
運営者への業務委託費 | 500,000円 |
合計 | 500,000円 |
(注1)上記の合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり、変更の可能性があります。最終的な費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、下回った場合には分配時に返還させて頂きます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用につきましては、営業者が負担いたします。
(注2)出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。
(注3)状況により、上記資金使途内容について営業者が先に立て替えて支払い、その後、出資金を充当することがあります。
(注4)本匿名組合事業遂行のため、会計期間開始前であっても、営業者が必要に応じて出資金を資金使途内容に従って使用することがあります。
運営者 収支計画
収入の部
項目 | 金額 |
SIB事業支援金 | 500,000円 |
事業収入 | 72,000円 |
協賛金 | 560,000円 |
参加費 | 208,000円 |
寄付 | 250,000円 |
合計 | 1,590,000円 |
支出の部
項目 | 金額 |
人件費 | 572,000円 |
印刷製本費 | 160,000円 |
支払手数料 | 200,000円 |
謝金 | 70,000円 |
備品購入費 | 260,000円 |
賃借料 | 48,000円 |
通信運搬費 | 143,000円 |
消耗品費 | 137,000円 |
合計 | 1,590,000円 |
リスク
匿名組合契約「東近江市SIB 「ママパスポート」でつながる子育て支援プロジェクト」の締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。
1. 本匿名組合契約の性格に関する留意点
本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は営業者が事業者等の関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行うこと、又は指図をすることはできません。したがって、本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、契約期間中において、営業者又は事業者等の関係機関の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。
2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点
契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は、同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。
3. 出資金の元本が割れるリスク
一般的に、本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては、利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金額の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
また、本匿名組合契約は、「東近江市版SIB事業」を組み込んだ仕組みとなっています。SIBとは、Social Impact Bond(ソーシャルインパクトボンド)の頭文字を取ったもので、社会的課題の解決と行政コストの削減を同時に目指す手法であり、民間資金(匿名組合員が払い込んだ資金)で営業者が優れた社会事業を実施し、事前に合意した成果が達成された場合に、成功報酬が分配金として行政より匿名組合員へ支払われます。
また、SIBの特徴としては、①対象事業は社会的課題の解決であること、②投資モデルは社会的成果連動型であること、③事業形式は行政と民間の連携であること、の3つが挙げられています。
4. 営業者および営業者が業務を委託する事業者の信用リスク
営業者および営業者が業務を委託する事業者の今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保権が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。さらには出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権。以下同じ。)には、何ら担保権が付されていません。また、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生したとしても、本匿名組合事業において多額の費用や損失が発生した場合においては、分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。さらに、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
5. 事業形態及び事業環境の変化に伴うリスク
本匿名組合事業は、「東近江市版SIB事業」を組み込んだ形態となっており、営業者および営業者が業務を委託する事業者にとって複雑な仕組みが含まれる事業です。したがって、本匿名組合事業については、事業開始後も匿名組合員に対して十分な説明が必要となるケースが発生する、あるいは運営体制の構築または事業の遂行について見直しをせざるを得ないこと等により、安定的な運営を図るまでに予想外の時間を要する可能性があります。
6. 経営陣の不測の事態に係るリスク
営業者および営業者が業務を委託する事業者については、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。本匿名組合契約では、当該リスクに対して各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
7. 資金繰りが悪化するリスク
本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者および営業者が業務を委託する事業者の資金繰りが悪化するリスクがあります。
8. 債務超過のリスク
営業者および営業者が業務を委託する事業者の事業の業績等によっては、今後について営業者および営業者が業務を委託する事業者が債務超過の状態に陥ることも想定されます。
一般的に債務超過状態の会社は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、金融機関等は、債務超過状態の会社への融資を実行しない場合が多く、債務超過の会社は、新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となることで事業継続に支障をきたしたりする可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。
9. 資金繰りに関するリスク
本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。
10. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。
11. 出資金の送金及び使用に関するリスク
成立した本匿名組合契約に係る出資金は、募集期間中であっても、営業者が本匿名組合事業を遂行でき、かつ、本匿名組合事業の遂行のために必要であるという判断を営業者が下した場合には、資金使途・費用見込みに示す資金使途内容に従って本匿名組合事業の遂行のため使用されます。このため、本匿名組合契約が契約期間満了前に終了した場合、又は本匿名組合契約が遡って未成立とみなされた場合には、本匿名組合契約の定めに従い、出資金が各匿名組合員の出資口数に応じて返還されますが、既に支出された費用がある場合等、出資金を返還できなくなった場合には、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。
12. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び質問に対する営業者からの回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、営業者が事実の調査を誤るリスクがあります。また、取扱者による事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことに、くれぐれもご留意下さい。
13. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する事象により、事業の継続について悪影響を受けるリスクがあります。
14. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
15. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後当該許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
16. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては、営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等が悪影響を受けるリスクがあります。
営業者情報
営業者
商号 | 合同会社社会的投資支援機構 |
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所在地 | 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地 |
事業内容 | ソーシャルインパクトボンド事業 |
設立日 | 平成30年9月12日 |
代表者 | 代表社員 株式会社未来資本製作所 |
決算日 | 7月31日 |
取扱者
本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2023年08月25日現在)
商号 | プラスソーシャルインベストメント株式会社 |
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登録 | 第二種金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第396号 |
本店所在地 | 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284 |
代表者の氏名 | 野池 雅人 |
電話番号 | 075-257-7814 |
事業内容 | 第二種金融商品取引業 |
資本金 | 8,000万円 |
主な株主 | 野池 雅人 |
設立日 | 2016年04月14日 |
役員 | 代表取締役社長 野池 雅人 取締役 吉澤 保幸 取締役 里内 博文 監査役 石原 俊彦 監査役 斉藤 真緒 |
事業所所在地 | 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284 |
決算日 | 6月30日 |
加入協会 | 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 |
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