プロジェクトニュース
2022年11月19日
「有田川町木質バイオマス発電事業B号匿名組合」 11月6日に出資説明会を開催いたしました
11月6日(日)に対面/オンラインにて「有田川町木質バイオマス発電事業B号匿名組合」の出資説明会を開催いたしました。
有田川バイオマス発電所は、100%和歌山県産未利用材を活用することによる林業の活性化や発電時に生まれる副産物を地域資源として再利用することで、地域経済の発展・循環など多くのメリットをもたらす地域貢献型の木質バイオマス発電所をめざしています。
本ブログでは説明会の様子を報告いたします。
事業について
始めに有田川バイオマス株式会社 代表取締役 原見様より有田川バイオマス発電所の事業について説明いただきました。
有田川町では、環境と経済を両立したエコなまちづくり「有田川エコプロジェクト」の一環として「再生可能エネルギー導入促進」を進めています。
有田川バイオマス発電所は再生可能エネルギーの普及や林業の活性化、温浴施設での熱利用、農業の活性化、木質燃料の地域利用など幅広い分野で有田川エコプロジェクトに貢献する事業です。
また有田川エコプロジェクトだけではなく、地域の資材のみを活用する地域資源循環型バイオマス発電所を通じて「林業の発展」や「持続可能なまちづくり」などにも貢献します。
有田川町木質バイオマス発電事業B号匿名組合について
続いて弊社増田より本プロジェクトやエントライのご利用方法について説明いたしました。
本プロジェクトに関する詳細は募集ページをご確認ください。
➤有田川町木質バイオマス発電事業B号匿名組合
質疑応答
説明会では対面/オンラインともに事業や本プロジェクトについてたくさんの質問をいただきました。
その中から一部を紹介いたします。
Q.出資金の資金使途について、設備投資ではなく木材購入費に充てる理由を教えてください。
A.設備が完成しているということもありますが、木質バイオマスがそもそも普及しづらい理由の一つに木材がなければ発電できないという点があります。
太陽光発電であれば太陽の日光を、風力発電であれば吹いている風を利用しますが、木質バイオマス発電は木材を準備する必要があります。
発電に必要な木材は毎月毎日に必要になるものなので、木材購入費に充てています。
Q.石油価格の高騰が続いていますが、本事業が受ける影響としてどのようなことが考えられますか。
A.まずマイナス面でからいうと、例えば発電設備の部品が故障した場合、海外から輸入しなければならないので輸送コストが高くつくことが考えられます。
ただ石油を使っている他のボイラーとは違い、直接的な原油価格高騰の影響を受けないので、木質バイオマスから出てくる熱を使うことは熱利用者にもメリットになると考えています。
直接的な影響を受けない分、プラスに捉える側面が多いように感じています。
Q.発電所の出資者向けツアーを行う予定はありますか。
A.発電所の見学会ですが、原見社長に直接連絡が入り見学を受け入れるなどが実はすでにありました。
まだ準備はできていないですが、今後はホームページ等で見学会の応募をできるような形を考えています。
Q.針葉樹は木質バイオマス発電には向かないということを聞いたことがありますが、今回の発電機は針葉樹用にカスタマイズしたものでしょうか。実際に稼働して問題はなかったでしょうか。
A.発電機は特にカスタマイズしていません。
発電機購入にあたり和歌山県の木を購入元のオーストリアの会社に送り、発電が可能かどうかの検証を行っております。
しっかり発電できることを確認してから購入していますので、発電機は順調に稼働しています。
Q.売り上げのほとんどの部分が、関西電力に電気を売るという認識でいいでしょうか。再生可能エネルギーの種類によって単価が異なると思いますが、今回はいくらで売れるのでしょうか。
A.今回の事業は固定価格買取制度(FIT制度)を活用していて、有田川町は関西電力の管轄になるため、関西電力送配電様に売電を行う形となります。
売電については20年間固定で40円/Kwhで契約をしています。
説明会を終えて
説明会にご参加いただきありがとうございました。
当日の参加が叶わなかった方はぜひ次回の説明会にご参加ください。
次回の説明会日時は近日中にエントライにて告知いたします。
また今回の説明会のダイジェスト動画をYouTubeにて公開しています。
そちらも併せてご覧ください。
過去のメディア掲載実績はこちらをご覧ください。