愛媛県西条市

食品製造

ソーシャルインパクトボンド

誰もが住みやすいまちへ!

西条市SIB 老舗こんにゃく店一柳のベトナム文化交流プロジェクト

愛媛県西条市

食品製造

募集期間

2021年08月23日〜 2021年09月22日

営業者

合同会社社会的投資支援機構

資金使途

運営者への業務委託費

会計期間

2021年09月23日〜 2022年01月31日

目標償還率

100.00%

投資家特典

こんにゃく菓子無料券

償還済

現在の調達金額

500,000円

募集総額

500,000円

1口金額

10,000円

出資者数

31人

100%

募集期間

2021年08月23日〜 2021年09月22日

営業者

合同会社社会的投資支援機構

資金使途

運営者への業務委託費

会計期間

2021年09月23日〜 2022年01月31日

目標償還率

100.00%

投資家特典

こんにゃく菓子無料券

プロジェクト要約

株式会社一柳は、こんにゃく・こんにゃく菓子の製造、ベトナム食材・ベトナム料理、惣菜の販売をしています。多くの外国人研修生を受け入れる中で、外国人への疎外意識の軽減、相互理解を高めたいと考えていました。本プロジェクトは、ベトナムフエ市と友好都市提携を結ぶ西条市で、こんにゃく・こんにゃく菓子・ベトナム料理の小売店を出店します。また、ベトナム人店長の採用・外国人技能実習生の活用や地元の雇用創出、地元名産品とのコラボ商品を開発します。人々の交流機会・文化交流を通して、多様性のある誰もが住みやすいまちを目指します。

プロジェクト要約

株式会社一柳は、こんにゃく・こんにゃく菓子の製造、ベトナム食材・ベトナム料理、惣菜の販売をしています。多くの外国人研修生を受け入れる中で、外国人への疎外意識の軽減、相互理解を高めたいと考えていました。本プロジェクトは、ベトナムフエ市と友好都市提携を結ぶ西条市で、こんにゃく・こんにゃく菓子・ベトナム料理の小売店を出店します。また、ベトナム人店長の採用・外国人技能実習生の活用や地元の雇用創出、地元名産品とのコラボ商品を開発します。人々の交流機会・文化交流を通して、多様性のある誰もが住みやすいまちを目指します。

プロジェクトサマリー

プロジェクト概要

動画:事業プレゼンの様子(2021年8月26日オンライン事業説明会)
説明者:「株式会社一柳」新店舗の店長に就任するベトナム人スタッフ チャン ティ ホンさん
運営者からの一言:「株式会社一柳」代表取締役 一柳美枝子さん


株式会社一柳は、こんにゃく・こんにゃく菓子の製造、ベトナム食材・ベトナム料理、惣菜の販売をしています。多くの外国人研修生を受け入れる中で、外国人への疎外意識の軽減、相互理解を高めたいと考えていました。本プロジェクトは、ベトナムフエ市と友好都市提携を結ぶ西条市で、こんにゃく・こんにゃく菓子・ベトナム料理の小売店を出店します。また、ベトナム人店長の採用・外国人技能実習生の活用や地元の雇用創出、地元名産品とのコラボ商品を開発します。人々の交流機会・文化交流を通して、多様性のある誰もが住みやすいまちを目指します。

 

①素材本来の味を引き出す、昔ながらのこんにゃく「一柳こんにゃく」の魅力

株式会社一柳(以下「一柳」)が作る国内産の生芋100%で作るこんにゃくは、こんにゃく芋本来の風味と独特の食感を持ち、味しみが良いのが特徴です。

こんにゃく芋は病気にかかりやすく、生育には手間暇がかかります。
原料として使えるまでには、約3年もの月日を要します。
また、こんにゃく芋自体が弱くて痛みやすく、保管も困難な作物です。
こうしたことから一般に出回っているこんにゃくの多くは、「こんにゃく精粉」から作られています。
こんにゃく精粉を使用すればもっと簡単に大量生産できます。
一方で、一柳は生芋を使用し、手間はかかりますがその分素材本来の昔ながらの優しい味を引き出しています。


一柳の人気商品「媛だるまこんにゃく 丸」

また、一柳では、「バタ練り」等の伝統製法によるこんにゃく作りを行っています。
「バタ練り」は非常に手間がかかり、この製法も大量生産が困難です。
そのため、現在ではバタ練り機を使って製造するこんにゃくメーカーは日本で数社になったと言われています。

その製法は、まず皮ごと洗って蒸したこんにゃく芋をすり潰します。
ゆっくりこんにゃくマンナン(こんにゃく特有の食物繊維)の粒子を開いた後、バタ練り機に入れて練ります。
バタ練り機は、箱の中で羽が回転しながらこんにゃくを練る昔ながらの道具です。
粘りが出たら水酸化カルシウムと水を入れて混ぜ合わせ、成形します。
ゆっくりと熱を加えて凝固させることで、弾力があって食感の良いこんにゃくになります。


 

②多様なニーズに合わせた商品を続々開発!斬新なオリジナル商品の追求と共同開発の取り組み

食の多様化、洋風化が進み、こんにゃく製品の年間の家計消費額は減少傾向にあります。



出典:日本こんにゃく協会「こんにゃく製品の一世帯当たりの家計消費額の推移」

 

「日本人にあった食品“こんにゃく”を一人でも多くの人に、毎日でも食べていただきたい!」という想いから、こんにゃくの消費拡大を目指し、今のニーズに合う新しいこんにゃく商品を開発しています。

こんにゃくの良さを活かしたこれまでにない斬新な商品や、手軽な健康志向のアイデア商品等を次々と生み出しています。
20種類以上の自社商品を販売しており、中でもこんにゃくケーキやこんにゃくベーグル、こんにゃくハンバーグ等が人気商品として定着しています。



こんにゃくケーキ

また、サイズや容量、形状などご要望に応じた業務用こんにゃく商品の製造販売、OEM※による製品供給や素材提供にも対応しています。
新商品や新メニューで新たな市場開拓を目指すメーカーや企業との共同開発にも積極的に取り組んでいます。

※OEM(Original Equipment Manufacturer)は、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業のこと。

 

【お取り扱い情報】
■自社ショップ:一柳こんにゃく店
住所:〒799-0422 愛媛県四国中央市中之庄町124
TEL:0896-23-2420
営業時間:9:00〜18:00、定休日:土・日・祝日
■ネットショップ:楽天市場店、Yahoo!JAPANショッピング、愛媛百貨選
■その他:新潟〜九州までの百貨店等での販売

【商品紹介(一部)】
▶商品情報・購入については、こちら楽天市場)からご確認ください。
全国販売も実施しており、一柳ファンは全国にいます。
こだわりの素材を求める飲食店や料理店等からも高く評価をされています。



こんにゃくベーグル

 

■媛だるまこんにゃく「丸・角・糸」
国産生芋100%使用。伝統製法で作るこんにゃくは、味しみがよく、サクサクの食感です。
一柳の主力商品で、2004年に「良い食品づくりの会※」の認定を受けています。

※現在、約130社の生産者と販売店が加盟。『良い食品の4条件・良い食品を作るための4原則』を基本理念に商品研修や学識経験者を招聘しての勉強会、工場見学等を実施。個々の努力を基礎とした相互研鑽に努める。食品ごとに品質基準を設定し、この基準をクリアした食品だけを「認定品」として販売協力店等で提供。

 

■こんにゃくケーキ
地元の新鮮なハーブ卵と食物繊維が豊富な国産こんにゃく粉、愛媛県産果物や野菜を練り込み、贅沢に焼き上げました。
12種類の味を楽しむことができる、バリエーション豊かなヘルシーケーキです。

■こんにゃくベーグル
国産こんにゃく粉40%以上配合。
豊富な食物繊維で知られるこんにゃくをふんだんに使い、ひとつひとつ手作りで愛情こめて作りました。
外はカリカリ、中はモッチリで噛みしめるたびに美味しさが広がります。

 

③ベトナム:フエ市と友好都市提携を結ぶ西条市で実現。地域課題へのアプローチ

【現状】
四国中央市の店舗では、こんにゃく製品・こんにゃく菓子製品の他ベトナム食材やベトナム料理の一部販売も行っており、大変好評を得ています。

こうした中でベトナム料理は日本人の嗜好に合いますが、提供店がないことから飲食機会が少なく、認知度が低い状況です。

現状の四国中央市の1店舗のみで、ベトナム食材やベトナム料理を広げるには限界があり、愛媛県内で新規出店先を検討していました。

また、一柳では、多くの外国籍人材・外国人研修生を受け入れる中で、愛媛県内においても外国人に対する疎外意識は存在しており、相互理解を高める必要性を感じていました。


四国中央市の店舗のベトナムコーナーの様子

【出店への決意】
上記背景の中で、ベトナム:フエ市との友好都市提携を結ぶ西条市※がベトナム文化・ベトナム料理を広めるために適した地域と考え、西条市への出店を決めました。

※2005年、防災研究に取り組むフエ農林大学と京都大学大学院地球環境学堂の共同チームが西条市を訪れたことをきっかけに両市の交流が開始。2011年にJICA「草の根技術協力事業」を受託し、2012年には全国で初めてとなるベトナム人国際交流員をフエ市から招致し、2013年以降隔年で開催される「フエ伝統工芸フェスティバル」に西条市ブースを出展する等両市の交流が進行。2018年に友好都市提携締結を機に、経済・文化等さまざまな分野で交流を深めている。

 

ベトナム人は「勤勉」「真面目」「器用」と日本人の気質と似ており、人・食事・文化を通し相互理解を深めることで良好な関係を築くことができると考えています。
※令和3年6月末時点西条市に在住のベトナム人:380人(出典:西条市住民基本台帳上)
※西条市在住外国人:1,389人(出典:同上)

出店地である紺屋町商店街付近は綺麗に整備され、老舗から新規店まで様々な店舗が軒を並べています。
西条の中心地として十分な存在感がある地域だと考えています。

ベトナムとの関係が強い西条市において、また周辺環境の整った当地域でベトナム料理を提供し、「他にはない新たな賑わい」を生み出すことを実現していきます。
様々な人が集まってコミュニケーションが生まれる空間、様々な人がそれぞれの生きがいを感じられる場を提供したいと考えています。

 

④西条市版SIBに挑戦!〜多様性のある誰もが住みやすいまちを目指して〜

実施内容

一柳では今回のプロジェクトを通して、下記の5つを実施します。

(1)西条市にこんにゃく・こんにゃく菓子・ベトナム料理の小売店を出店
住所:西条市東町205
提供商品(予定):①こんにゃく、②こんにゃく菓子、③ベトナム料理

低カロリーで食物繊維豊富な「こんにゃく」は、日本人にとって馴染み深い健康食です。
こんにゃく・こんにゃく菓子、そしてベトナム料理を提供することで、今までベトナムと縁のなかった人や馴染みのない方に広めていきます。
そして、ベトナム料理やベトナム文化の発信を通して、ベトナムへの理解に繋げていきます。


ベトナムカントー市の名物料理「バインホイ」

(2)ベトナム人店長の採用・外国人技能実習生の活用/地元の人の雇用
新店舗の12月オープンにむけて、店舗運営にベトナム人を起用します。
現在、店長と副店長の候補は決まっており、採用は11月頃を予定しています。
その他、ベトナム人のアルバイトを1名、地元の人を2名募集する予定です。
地元の人々との交流の場を生みだすことで、お互いの文化を知る機会を作り出します。

(3)店舗内にイートインスペースを併設し、人々の交流の場を創出
ベトナムと関係の深い西条市でベトナム文化の発信、人種・性別・年齢関係なく集えるイベントを5回以上開催します。
“店員とお客様” “お客様とお客様” といった様々な人の交流の場を目指します。
イベント情報は、今後Facebookページ「西条市公式」「ローカルファンド研究会in西条」にて案内します。

(4)西条市名産品とのコラボレーション
西条名物「絹かわなす」や「海苔」などを使ったコラボレーション商品の製造・販売を行います。
詳細内容は、現在計画中です。


絹かわなす

(5)NPO法人西条市国際交流協会等とのイベント連携
一柳では、これまで料理教室イベント等を実施した経験から、「ベトナムお正月」や「ベトナム中秋節」等のイベントを行います。
「ベトナムお正月」…ベトナムの提灯づくりやお菓子作りを行います。
「ベトナム中秋節」・・・子どもたちにむけて、お菓子などのプレゼントを配る予定です。
加えて、各イベントのベトナム文化等も知っていただき、理解を深める機会にしたいと考えています。

 

調達した資金の活用方法

イベント用機材(テレビモニター等の放映機材)やイベント用備品の購入、映像作成等を予定しています。
店舗内に大きなモニターを設置し、西条市民にはベトナムの情報を、ベトナム人には日本の情報発信を行うツールにしたいと考えています。
その他自己資金は、新店舗の改修・改装費用に使用します。

スケジュール

■4月中旬:事業地となる不動産購入(西条市東町205)
■6月下旬:解体工事完了
■11月(予定):改装・改修工事完了
■12月(予定):店舗オープン


西条市の新店舗の工事の様子

 

⑤一柳が実現したい「地域の未来」とは?本事業により期待できる効果

(1)西条市民のベトナムに対する理解度の向上、異文化交流の促進と拠点創造
友好都市:フエ市(ベトナム)と西条市の相互理解を推進します。
ベトナム食文化と日本食の融合を実現させます。
相互理解による外国人に対する差別意識の減少に貢献します。

(2)紺屋町商店街周辺のさらなる賑わい創出
交流の場を実現するためにベトナム料理教室等、定期的なイベント開催します。
老若男女みんなが楽しめる「新しく活力ある商店街」、地域の賑わい創出を目指します。

(3)西条市在住のベトナム人・外国人の憩いの場の提供
外国人実習生等、西条に住む外国人が集まり、仲間を作れる場所として発展させます。


ベトナム料理教室の様子

(4)地域の雇用拡大・勤務時間の自由化
フルタイムから短時間労働等、各個人の希望に合わせた勤務時間を実現します。

(5)西条市名産品等とのコラボレーションを通して、新たな価値の創造
西条の魅力を再発見し、新たな価値づけを行い、発信していきます。

(6)国籍・移住者・地元者を問わない自由なコミュニティ・誰にとっても暮らしやすいダイバーシティの創造
西条市の“住みたい田舎ランキング全国1位※”の維持に貢献したいと考えています。
人種・性別・年齢に関係なく、誰にとっても暮らしやすい“西条市”の実現を目指します。

※株式会社宝島社発行『田舎暮らしの本』(2020年2月号)「2020年版 住みたい田舎ベストランキング」で、西条市は若者世代が住みたい田舎部門で全国第1位を獲得。『田舎暮らしの本』(2021年2月号)「2021年版 住みたい田舎ベストランキング」において、西条市が「全部門」で全国1位を獲得。

 

活動予定(プロジェクト終了後から3~5年以内)

■地元商店街と共同し、毎月1日を「ベトナムデー」としてベトナム文化を発信するイベントを開催します。
■友好都市ベトナムフエ市において、日本の文化・日本食を浸透・相互理解を図る機会を創っていきます。

 

⑥運営者メッセージ〜なぜ、西条市版SIBに挑戦するのか。私たちが望んでいること・大切にしたいこと〜


ベトナム人スタッフ チャン ティ ホンさん(写真左)と代表取締役 一柳 美枝子さん(写真右)

代表取締役 一柳 美枝子さん

一柳は、これまで四国中央市で事業を進めてきました。
その中で「人と人とのかかわり」、「地域とのつながり」がとても大切だということを強く感じる機会が多くありました。
これから西条市で、一柳の新たなチャレンジがスタートします。
引き続き「人と人のかかわり、地域とのつながりを大切にする」を実現していくため、西条市版S I Bに挑戦をし、皆さまと一緒にこのチャレンジを盛り上げたいと考えております。
自分たちのチャレンジを後押ししてくれたこの西条市に恩返しをすること、また明るい地域の未来を創る一助となれるよう、努めて参ります。
ぜひ、皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

ベトナム人スタッフ チャン ティ ホンさん

西条市には、ベトナム人だけでなく、アメリカ人・中国人・フィリピン人等の外国の方が多くいます。
しかし、地域では、外国人が交流できる場は少ない状況です。
当事者としても人種・性別・年齢に関係なく、異文化交流ができる場が欲しいと思っています。
「ベトナム人は音楽が好き」「フィリピン人は踊りが得意な人が多い」といった情報は交流する中で知ることができるものです。
こうした情報を私たちは「声にできる、窓口のような役割」を担いたいと考えています。
このプロジェクトで地域にベトナム文化が広がり、地域との交流が深まることを楽しみにしています。

 

投資家特典

こんにゃく菓子無料券
無料券は、一柳の【新店舗(西条市東町)】 【四国中央市の一柳こんにゃく店】でご利用できます。
配布方法については、運営者から書面郵送を予定しております。
詳細は、後日ご案内いたします。

 

SIBの成果目標

①従業員雇用者数5名の達成
日本人・外国人含め上記人数の雇用者数の達成を目標とする。 

②交流イベント実施回数5回の達成
様々な人の交流の機会を生み出すため、上記イベント回数を目標とする。 

③西条市名産品とのコラボ商品開発
地元に愛される味の商品を開発し、同時に地元と共に発展することを目指す。

 

営業者紹介

会社名 合同会社社会的投資支援機構
代表社員 株式会社未来資本製作所
設立日 2018年9月12日

営業者は2018年の設立依頼、ソーシャルインパクトボンド事業を行ってきており数々の実績があります。
※本プロジェクトアセットは営業者である合同会社社会的投資支援機構が運営者に委託して事業を実施します。
※当サイトでは、「集団投資スキーム(ファンド)」を、投資の社会性をより強調するため「プロジェクトアセット」と呼んでいます。

 

運営者紹介

団体名 株式会社一柳
設立日 2006年11月20日
従業員数 15名(パート含む)
WEBサイト 一柳こんにゃく店
代表取締役 一柳 美枝子

 

【沿革】
1960年:旧伊予三島中曽根町にて、先代の一柳寛氏が「一柳こんにゃく店」を創業。
1994年:一柳美枝子氏が義父より店を引き継ぎ、代表者に就任。
1997年:旧伊予三島市中之庄町に新工場を建設。店舗販売を開始。
2004~2005年:姫だるまこんにゃく・こんにゃくベーグルが「良い食品づくりの会」の認定を受ける。全国有名百貨店に出荷が開始。
2006年:株式会社一柳を設立。
2008年:四国中央市にて新店舗をオープン。
2009年:『地域密着型ビジネス創出事業』の認定。地元高校のインターシップの受け入れを開始し、地元密着型経営にも注力。四国中央市内の耕作放棄地を活用し自社農場に転用、こんにゃく芋の生産を開始。
2012年:第21回優良経営食料品小売店等表彰事業特定加工食品小売業部門において経営技術の内容が優良と認められ表彰。

【代表プロフィール】
1960年、初代の一柳寛氏によって創業した「一柳こんにゃく店」を、長男の嫁である一柳美枝子氏が2代目代表として引き継ぐ。
こんにゃく作りも店の経営もまったくの素人で、多くの失敗を繰り返しながら奮闘する日々を過ごす。
そんな中、こんにゃく業界は機械化が進み、こんにゃく粉を使って機械で大量生産する製法が主流となった。
個性のない画一的なこんにゃくではなく、こんにゃく芋本来の風味や食感のある、昔ながらの本物のこんにゃくを味わって欲しいといった願いを込めて、あえて生のこんにゃく芋を使ったこんにゃく作りを復活させることを決意。
様々な挑戦が一筋縄ではいかず、苦労の連続の末、復活させた生芋100%の「媛だるまこんにゃく」は、今では「一柳こんにゃく店」の看板商品にまで成長。
こんにゃくの消費拡大を目指し、今のニーズに合う斬新で新しいこんにゃく商品を続々開発していく。
20種類以上もの自社商品を販売し、アイデア商品については、さらに完成度を高め、時代や消費者のニーズに合ったものを提供する。
こんにゃくの魅力を知り尽くした一柳代表の挑戦は、これからも続いていく。

 

プロジェクトアセット対象事業

老舗こんにゃく店一柳のベトナム文化交流事業

 

オンライン出資説明会のご案内

今回のプロジェクトを進める2事業者のみなさんに、プロジェクトの詳細についてお話しいただきます。
また募集内容や出資(投資)手続き方法などについてもご説明し、質疑応答のお時間も設けます。
オンライン開催ですので、全国からご視聴可能です!以下からご確認ください。


日 時:2021年 8月26日(木)19:00~20:30(事業説明アーカイブ配信中)

会 場:オンライン (Zoom)

参加費: 無 料

主 催:西条市市民生活部地域振興課/プラスソーシャルインベストメント株式会社

後 援:株式会社愛媛銀行

 

出金時の事務手数料無料について

分配金はデポジットに支払われます。
デポジットから出金を行う場合に、通常1件あたり500円の事務手数料をご負担いただきますが、西条市版SIBのプロジェクトに出資されている方の出金については1回分を無料とさせていただきます。

※2021年度西条市版SIBのプロジェクトに出資をされた方の
 出金時の事務手数料の無料有効期限は、2022年9月30日(金)です。
※2020年度西条市版SIBに出資された方の
 出金時の事務手数料の無料有効期限は、2021年9月30日(木)です。

デポジットサービスについての詳細は、こちらをご覧ください。

募集情報

本匿名組合契約名称 西条市SIB 老舗こんにゃく店一柳のベトナム文化交流プロジェクト
営業者 合同会社社会的投資支援機構
取扱者 プラスソーシャルインベストメント株式会社
出資金募集最大総額 500,000円
出資金募集最低金額 500,000円
出資金申込単位 10,000円 (出資金:10,000円、取扱手数料:なし)
申込上限口数 3口(個人)3口(法人)
募集最大総口数 50口
取扱者の報酬 組成報酬、運営報酬、監査報酬
会計期間 2021年09月23日~2022年01月31日
営業者の報酬 本匿名組合事業利益-匿名組合員の利益-取扱者の報酬
売上金額-事業費用
匿名組合員への分配金額-匿名組合出資金
決算日 2022年1月31日
報告日 決算日から60日以内
分配日 決算日から90日以内の営業者が指定する日 2022年2月の選考会(成果の評価)終了後

事業計画

今後の事業計画

今後の事業計画は、以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画上の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対して分配金額を保証するものでもありません。

(1) 事業計画について

本匿名組合事業は、ベトナムフエ市と友好都市提携を結ぶ西条市で、こんにゃく・こんにゃく菓子・ベトナム料理の小売店を出店します。また、ベトナム人店長の採用・外国人技能実習生の活用や地元の雇用創出、地元名産品とのコラボ商品を開発します。人々の交流機会・文化交流を通して、多様性のある誰もが住みやすいまちを目指します。

(2) SIBの成果目標と支払い条件に基づく分配について

①従業員雇用者数5名の達成
日本人・外国人含め上記人数の雇用者数の達成を目標とする。
②交流イベント実施回数5回の達成
様々な人の交流の機会を生み出すため、上記イベント回数を目標とする。
③西条市名産品とのコラボ商品開発
地元に愛される味の商品を開発し、同時に地元と共に発展することを目指す。

(3) 事業計画上の実現施策(運営の方針)について

営業者は、2018年の設立以来、ソーシャルインパクトボンド事業を行ってきており数々の実績があります。また、営業者は、本匿名組合事業を事業者に業務委託することにあたり、受託事業者が「西条市版SIB事業」に関する西条市の所定の手続き(書類提出、プレゼンテーションによる審査会等)を経て、適正に採択された事業者であることを確認しています。

分配シミュレーション

① 成果目標が達成された場合

プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料が支払われます。これを原資として、出資金の償還が行われます。本匿名組合契約では、出資金の元本は償還されますが、それ以上の分配金は支払われません。

② 成果目標が達成されなかった場合

プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料は全く(0%)支払われません。このため、営業者から匿名組合員に対して、分配金は一切支払われることがありません。

仕組み図


資金使途

ファンド資金は、以下の内容にて使用いたします。

内訳項目 金 額
運営者への業務委託費 500,000円
合計費用 500,000円

(注1)上記の合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり、変更の可能性があります。最終的な費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、下回った場合には分配時に返還させて頂きます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用につきましては、営業者が負担いたします。

(注2)出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。

(注3)状況により、上記資金使途内容について営業者が先に立て替えて支払い、その後、出資金を充当することがあります。

(注4)本匿名組合事業遂行のため、会計期間開始前であっても、営業者が必要に応じて出資金を資金使途内容に従って使用することがあります。

 

運営者 収支計画

収入の部

項目 金額
SIB事業支援金 500,000円
自己資金 1,500,000円
合計 2,000,000円

支出の部

項目 金額
イベント用機材購入 400,000円
広告費 100,000円
改修・改装費用 1,500,000円
合 計 2,000,000円

リスク

匿名組合契約「西条市SIB 老舗こんにゃく店一柳のベトナム文化交流プロジェクト」の締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。

1. 本匿名組合契約の性格に関する留意点

本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は営業者が事業者等の関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行うこと、又は指図をすることはできません。したがって、本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、契約期間中において、営業者又は事業者等の関係機関の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。

2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点

契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は、同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。

3. 出資金の元本が割れるリスク

一般的に、本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては、利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金額の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
また、本匿名組合契約は、「西条市版SIB事業」を組み込んだ仕組みとなっています。SIBとは、Social Impact Bond(ソーシャルインパクトボンド)の頭文字を取ったもので、社会的課題の解決と行政コストの削減を同時に目指す手法であり、民間資金(匿名組合員が払い込んだ資金)で営業者が優れた社会事業を実施し、事前に合意した成果が達成された場合に、成功報酬が分配金として行政より匿名組合員へ支払われます。
また、SIBの特徴としては、①対象事業は社会的課題の解決であること、②投資モデルは社会的成果連動型であること、③事業形式は行政と民間の連携であること、の3つが挙げられています。

4. 営業者および営業者が業務を委託する事業者の信用リスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者の今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保権が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。さらには出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権。以下同じ。)には、何ら担保権が付されていません。また、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生したとしても、本匿名組合事業において多額の費用や損失が発生した場合においては、分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。さらに、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。

5. 事業形態及び事業環境の変化に伴うリスク

本匿名組合事業は、「西条市版SIB事業」を組み込んだ形態となっており、営業者および営業者が業務を委託する事業者にとって複雑な仕組みが含まれる事業です。したがって、本匿名組合事業については、事業開始後も匿名組合員に対して十分な説明が必要となるケースが発生する、あるいは運営体制の構築または事業の遂行について見直しをせざるを得ないこと等により、安定的な運営を図るまでに予想外の時間を要する可能性があります。

6. 経営陣の不測の事態に係るリスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者については、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。本匿名組合契約では、当該リスクに対して各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

7. 資金繰りが悪化するリスク

本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者および営業者が業務を委託する事業者の資金繰りが悪化するリスクがあります。

8. 債務超過のリスク

営業者の事業の業績等によっては、今後について営業者が債務超過の状態に陥ることも想定されます。
一般的に債務超過状態の会社は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、金融機関等は、債務超過状態の会社への融資を実行しない場合が多く、債務超過の会社は、新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となることで事業継続に支障をきたしたりする可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。

9. 資金繰りに関するリスク

本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。

10. 資金調達のリスク

営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。

11. 出資金の送金及び使用に関するリスク

成立した本匿名組合契約に係る出資金は、募集期間中であっても、営業者が本匿名組合事業を遂行でき、かつ、本匿名組合事業の遂行のために必要であるという判断を営業者が下した場合には、資金使途・費用見込みに示す資金使途内容に従って本匿名組合事業の遂行のため使用されます。このため、本匿名組合契約が契約期間満了前に終了した場合、又は本匿名組合契約が遡って未成立とみなされた場合には、本匿名組合契約の定めに従い、出資金が各匿名組合員の出資口数に応じて返還されますが、既に支出された費用がある場合等、出資金を返還できなくなった場合には、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。

12. 事実の調査に関するリスク

取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び質問に対する営業者からの回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、営業者が事実の調査を誤るリスクがあります。また、取扱者による事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことに、くれぐれもご留意下さい。

13. 大地震・大津波等の自然災害のリスク

大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する事象により、事業の継続について悪影響を受けるリスクがあります。

14. 風評被害によるリスク

伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。

15. 許認可等に関するリスク

本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後当該許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

16. 訴訟等に関するリスク

営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては、営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等が悪影響を受けるリスクがあります。

営業者情報

営業者

商号 合同会社社会的投資支援機構
所在地 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地
事業内容 ソーシャルインパクトボンド事業
設立日 平成30年9月12日
代表者 代表社員 株式会社未来資本製作所
決算日 7月31日

取扱者

本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2021年08月23日現在)

商号 プラスソーシャルインベストメント株式会社
登録 第二種金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第396号
本店所在地 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284
電話番号 0752577814
事業内容 第二種金融商品取引業
資本金 8,000万円
設立日 2016年04月14日
役員 代表取締役社長 野池 雅人
取締役 吉澤 保幸
取締役 里内 博文
監査役 石原 俊彦
監査役 可児 卓馬
事業所所在地 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284
決算日 6月30日
加入協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会